WINGSを東京の東の地域における女子サッカーの拠点に
WINGSは2014年の立ち上げから5期連続で優勝。その間、3度なでしこのチャレンジリーグ入替戦予選大会にも出場した。そして今シーズンからトップチームと同じ関東リーグ2部に舞台を上げ戦っている。
女子チームは選手のセレクション会を行なっていない。紹介や問い合わせを経て選手が加わるが、チーム強化は継続されている。そこに女子サッカーの現状が透けて見えると岩本GMは言う。
「トップチームと違い、元プロの選手を獲得しているわけでもない。その状況でも好成績を収めてくれていることは凄いと思います。男子と違い、女子サッカーは飛び級でなでしこリーグ参入を目指すことも可能です。ただ、今はとにかく上を目指すより女子サッカーの環境を整える方を重視しています。現状として、サッカーを続けたい女子選手の受け皿が少ないんです。競技人口は多いのに中学、高校と門戸が狭くなっていき、大学を卒業したらプロになるか辞めるか、極端な選択を強いられてしまう。プロとはいかないまでもハイレベルなサッカー、そしてゆくゆくトップを目指したい選手たちの受け皿が求められているのが現状です。そういう意味でWINGSが東京の東の地域で拠点になれればいいと考えています」
なでしこリーグへは加盟基準の認定を受けたうえで、2部の入替戦予選大会から勝ち抜けば飛び級で参入することも可能だ。だがそれよりも、選手がレベルに応じてサッカーを続けられる環境を整える方が今は重要と岩本GMは考えている。そしてそれは、「普及」を第一義としたチーム立ち上げ時からの理念とも一致している。
実際、女子サッカーを続けたい情熱と潜在能力を持った選手たちから南葛へ問い合わせが多く寄せられるという。結果、必然的にレベルの高い選手たちが集まり、チーム力も上がる。今年9月より日本女子プロサッカーリーグ (WEリーグ)が始まったが、夢を持つ選手たちが増えるぶん、今後チームへの問い合わせはより増えそうだ。
「優秀な選手は、中学時代からトップレベルでも通用する実力を身に付けています。WINGSでも中学の後半から高校にかけてそういった選手を発掘し、今の関東リーグのようなレベルで試合を経験してもらう。そうすれば裾野からトップに至るまでの道筋ができますし、女子サッカー全体を見てもいい循環が作れるのではないかと思うんです」
今は練習環境などのサポート、そしてサッカーに集中できるよう仕事を紹介するケースが多い。そして、現在関東2部のチームが関東1部に上がった時、さらにその上を目指すかどうかを判断したいと考えている。
「ゆくゆくは株式会社南葛SCで活動を一本化させ、より予算をかけながらトップチームとのつながりを強化しつつ、現在のコロナ禍で苦しい時期でも一生懸命動いてくれているスタッフを大切にしつつ、新しい風を入れていければと思います。南葛SC WINGSには男子とはまた違う魅力がありますから、来シーズンからはスポンサーセールスもしていきたいですね」
女子チームは選手のセレクション会を行なっていない。紹介や問い合わせを経て選手が加わるが、チーム強化は継続されている。そこに女子サッカーの現状が透けて見えると岩本GMは言う。
「トップチームと違い、元プロの選手を獲得しているわけでもない。その状況でも好成績を収めてくれていることは凄いと思います。男子と違い、女子サッカーは飛び級でなでしこリーグ参入を目指すことも可能です。ただ、今はとにかく上を目指すより女子サッカーの環境を整える方を重視しています。現状として、サッカーを続けたい女子選手の受け皿が少ないんです。競技人口は多いのに中学、高校と門戸が狭くなっていき、大学を卒業したらプロになるか辞めるか、極端な選択を強いられてしまう。プロとはいかないまでもハイレベルなサッカー、そしてゆくゆくトップを目指したい選手たちの受け皿が求められているのが現状です。そういう意味でWINGSが東京の東の地域で拠点になれればいいと考えています」
なでしこリーグへは加盟基準の認定を受けたうえで、2部の入替戦予選大会から勝ち抜けば飛び級で参入することも可能だ。だがそれよりも、選手がレベルに応じてサッカーを続けられる環境を整える方が今は重要と岩本GMは考えている。そしてそれは、「普及」を第一義としたチーム立ち上げ時からの理念とも一致している。
実際、女子サッカーを続けたい情熱と潜在能力を持った選手たちから南葛へ問い合わせが多く寄せられるという。結果、必然的にレベルの高い選手たちが集まり、チーム力も上がる。今年9月より日本女子プロサッカーリーグ (WEリーグ)が始まったが、夢を持つ選手たちが増えるぶん、今後チームへの問い合わせはより増えそうだ。
「優秀な選手は、中学時代からトップレベルでも通用する実力を身に付けています。WINGSでも中学の後半から高校にかけてそういった選手を発掘し、今の関東リーグのようなレベルで試合を経験してもらう。そうすれば裾野からトップに至るまでの道筋ができますし、女子サッカー全体を見てもいい循環が作れるのではないかと思うんです」
今は練習環境などのサポート、そしてサッカーに集中できるよう仕事を紹介するケースが多い。そして、現在関東2部のチームが関東1部に上がった時、さらにその上を目指すかどうかを判断したいと考えている。
「ゆくゆくは株式会社南葛SCで活動を一本化させ、より予算をかけながらトップチームとのつながりを強化しつつ、現在のコロナ禍で苦しい時期でも一生懸命動いてくれているスタッフを大切にしつつ、新しい風を入れていければと思います。南葛SC WINGSには男子とはまた違う魅力がありますから、来シーズンからはスポンサーセールスもしていきたいですね」