ガビがラ・マシアに入団したのはニコ・ゴンサレスよりも３年遅れの2015年。年代別代表の常連で、バルサでもその才能は早くから注目されていた。前出の関係者がそのプレーを解説する。
「インテリオール（インサイドハーフ）を得意にしている。指導者なら誰もが惚れ込んでしまう逸材だ。アグレッシブでスピードがあり、ドリブルでの突破力に加え、守備力もある。ボールキープに長け、得点も決める。全てを兼ね備えている。しかもいい意味で厚かましさがある。デビュー戦（ヘタフェ戦）でもボールロストを２度犯しても、まったく平然としていた」
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「ガビはいい意味で厚かましさがある」
前出のカルロス・マルティネスもその意見に同調しながら、指導に当たっていたカンテラ時代を回顧する。
「いわゆるバルサのDNAを持った典型的な選手ではなかった。でもガビのプレーには魔法が宿っている。カーニョ（又抜き）もソンブレーロ（浮き球で相手の頭上を抜くこと）も得点も何でもできる。才能の塊だよ。
選手たちを教えることが指導者の役割で、実際その自負も持っている。でもガビのような選手に出会うと、実際はわれわれが選手から教えを受けていることを気づかされる。何か言葉で伝えてくるわけではない。プレーそのものが『もっとたくさんのものを与えてほしい』と雄弁に語りかけてくるんだ」
文●ファン・I・イリゴジェン（エル・パイス紙レバルセロナ番）
翻訳●下村正幸
「いわゆるバルサのDNAを持った典型的な選手ではなかった。でもガビのプレーには魔法が宿っている。カーニョ（又抜き）もソンブレーロ（浮き球で相手の頭上を抜くこと）も得点も何でもできる。才能の塊だよ。
選手たちを教えることが指導者の役割で、実際その自負も持っている。でもガビのような選手に出会うと、実際はわれわれが選手から教えを受けていることを気づかされる。何か言葉で伝えてくるわけではない。プレーそのものが『もっとたくさんのものを与えてほしい』と雄弁に語りかけてくるんだ」
文●ファン・I・イリゴジェン（エル・パイス紙レバルセロナ番）
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