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「クラブの希望はソシエダだったが…」久保建英がマジョルカに移籍した舞台裏をマドリー番記者が明かす「彼には不安があった」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

セルヒオ・サントス

2021年08月27日

マジョルカが保証した条件とは?

他にもオファーがありながら、久保はマジョルカ復帰を選択した。(C)RCDM

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 もちろんタケ自身はポジションを奪う気概は常に持っている。それはビジャレアルに移籍した時も同じだったが、結果的に満足な出場機会を得られなかった。東京五輪での活躍で自信を取り戻し、その良い流れに乗って新シーズンを臨みたい彼にとっては、その点が一抹の不安となっていた。

 しかもマジョルカはタケのそんな心を見透かしているように、30~40試合のスタメン起用を保証。常時出場できる環境があれば、自らの実力を披露できると確信しているタケはこうしてマジョルカ復帰を決断した。

 もちろんかつての古巣という感情的な部分も決断を後押しした要因の一つだ。タケはまるで我が家のようにマジョルカに対し愛着を抱いており、その一方でファンの間で人気は高く、気心の知れたチームメイトも数多く残っている。

【PHOTO】2シーズンぶりにマジョルカへ復帰!スペインで躍動する久保建英を特集!
 前回在籍した2シーズン前からビセンテ・モレーノ(現エスパニョール監督)からルイス・ガルシア・プラサへと監督が変わったとはいえ、スムーズに適応できる条件は揃っており、来夏にマドリーに復帰するためにアピールが必要なタケにとっては理想的な環境と言える。

 実際、今シーズンはタケのキャリアにおいて勝負の年になる。来年6月で前述のイスコとベイルの契約が満了し、マドリー側も受け入れ態勢を整えている。ただだからと言って無条件で復帰させる考えはなく、それに値するだけのプレーを見せることをタケに求めている。マドリーは希望を最優先してそのための環境を用意した。あとはタケがその期待に応えるパフォーマンスを見せるのみだ。

文●セルヒオ・サントス(アス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
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