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「これが米子北の現在地」あと一歩届かなかった全国初優勝。悔しさと手応えを胸にリスタートを切る!【総体】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年08月23日

“惜しかった”で終わらせないために。目指すは選手権制覇とプレミア再昇格

米子北は前半10分に得たPKを佐野が沈めて先制。青森山田を大いに苦しめた。写真:田中研治

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 現に彼らは真っ向勝負で90分間を戦い抜いた。鈴木と飯島巧貴(2年)のCBコンビは、青森山田の名須川真光(3年)と渡邊星来(3年)の2トップに自由を与えず、起点を作らせなかった。

 原佳太朗(3年)と海老沼慶士(3年)の両サイドバックも、相手の突破力のある両ワイドのドリブルコースを塞いで、イニシアチブを握らせず。この4バックの動きに連動して、佐野と山中奨(3年)のダブルボランチ、渡部颯斗(3年)と木村愛斗(3年)の両サイドハーフもアップダウンを繰り返して、中盤を間延びさせなかった。

 さらに、福田と片山颯人(3年)の2トップも前線からのプレスを繰り返しながら裏を狙い続けた。
 
 福田が前半アディショナルタイムに負傷交代するというアクシデントもあり、その影響は大きかったが、それでも崩れることなく最後までハイインテンシティなサッカーを全員で表現し続けた。その手応えが選手たちの心に自信という果実をもたらしたのだ。

 一方で優勝できなかった現実にもきちんと目を向けている。「これが米子北の現在地。これからプリンスリーグ中国も再開するので、気持ちを引き締め直して戦わないといけないということを青森山田さんに教えてもらいました」と鈴木が語ったように、悲願の日本一を達成するにはまだまだ足りない部分があるということを学んだ。

 ただ惜しかった、青森山田を苦しめた、では終わらないために、彼らは冬の選手権制覇、プレミアリーグ再昇格という2つの目標を掲げて、力強くリスタートを切る。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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