運を引き寄せるのも実力のうち。延長戦の吉田のクリアもまた…
【③運】
PK戦は、運と言ったりします。が、運を引き寄せるのも実力のうちだと思います。ニュージーランド戦では運を味方につけた気がしました。
それを感じたシーンがひとつありました。延長戦後半、相手シュートを吉田麻也選手がゴールライン際でクリアしましたが、あれは狙ってあのポジションにいたようには思えませんでした。
普段ならマークをピッタリついてヘディングして、クリアしている選手がゴールカバーの位置に立っていて、そこにシュートが飛んできたからです。FKで最初マークについていたのが他の選手がクリアした瞬間、相手選手から離れていました。他の選手とはズレたポジションにひとりだけいました。
そのときの反応は素晴らしいものでしたが、あそこにシュートが飛んでくる・止めるの一連の流れは、日本開催のホームアドバンテージや、みんなの運の流れがあったからかと思います。
PK戦では運以上に力の差で勝ち切った感覚はありましたが、次のスペイン戦を見据えるとこの勝つ流れを持った運を活かしてほしいと思います。
大会直前にスペインとやれたことで、あのアップテンポなパス回し、強度に慣れることができました。だからこそグループリーグもスムーズに突破できたのだと感じています。
その相手に、成長した姿で再度チャレンジします。このチャレンジは、選手の未来に向けても非常に大きなチャレンジになるかと思います。受けて立つ感覚ではなく、あくまでチャレンジャー精神を持って、細かな戦術の変更を駆使して勝ち切ってほしいと思います。
<了>
橋本英郎
PK戦は、運と言ったりします。が、運を引き寄せるのも実力のうちだと思います。ニュージーランド戦では運を味方につけた気がしました。
それを感じたシーンがひとつありました。延長戦後半、相手シュートを吉田麻也選手がゴールライン際でクリアしましたが、あれは狙ってあのポジションにいたようには思えませんでした。
普段ならマークをピッタリついてヘディングして、クリアしている選手がゴールカバーの位置に立っていて、そこにシュートが飛んできたからです。FKで最初マークについていたのが他の選手がクリアした瞬間、相手選手から離れていました。他の選手とはズレたポジションにひとりだけいました。
そのときの反応は素晴らしいものでしたが、あそこにシュートが飛んでくる・止めるの一連の流れは、日本開催のホームアドバンテージや、みんなの運の流れがあったからかと思います。
PK戦では運以上に力の差で勝ち切った感覚はありましたが、次のスペイン戦を見据えるとこの勝つ流れを持った運を活かしてほしいと思います。
大会直前にスペインとやれたことで、あのアップテンポなパス回し、強度に慣れることができました。だからこそグループリーグもスムーズに突破できたのだと感じています。
その相手に、成長した姿で再度チャレンジします。このチャレンジは、選手の未来に向けても非常に大きなチャレンジになるかと思います。受けて立つ感覚ではなく、あくまでチャレンジャー精神を持って、細かな戦術の変更を駆使して勝ち切ってほしいと思います。
<了>
橋本英郎
PROFILE
はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、AC長野パルセイロ、東京ヴェルディでプレー。2019年からJFLのFC今治に籍を置き、入団1年目で見事チームをJ3昇格に導く立役者のひとりとなった。今季は5月2日の第7節のテゲバジャーロ宮崎戦で、J3最年長得点(41歳と11か月11日)を記録。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中だ。Jリーグ通算/478試合・22得点(うちJ1は339試合・19得点/2021年7月31日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。
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はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、AC長野パルセイロ、東京ヴェルディでプレー。2019年からJFLのFC今治に籍を置き、入団1年目で見事チームをJ3昇格に導く立役者のひとりとなった。今季は5月2日の第7節のテゲバジャーロ宮崎戦で、J3最年長得点(41歳と11か月11日)を記録。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中だ。Jリーグ通算/478試合・22得点(うちJ1は339試合・19得点/2021年7月31日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。
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