中断期間中に軸足を置くのは“攻撃面”
チームがこの中断期間中に軸足を置いているのは攻撃面だ。豊田や矢野貴章といった力のある前線を活かすロングボールを交えた攻撃の作り方、そしてサイド突破を図ったときのクロスボールの精度アップであり、ゴール前の入り方。その意志疎通の擦り合わせに多くの時間が割かれている。
豊田は栃木に加入したときに自身が得点を量産するためには、「(クロスなどの)球の質が重要。選手それぞれの球の質やボールの置きどころを見ながら、どうすべきか判断していきたい」と語っているが、中断期間が明けた頃にはすでにメンバーたちと約1か月という時間を共有したことになり、仲間との細部の共有がかなり進んでいることが期待できる。
豊田は栃木に加入したときに自身が得点を量産するためには、「(クロスなどの)球の質が重要。選手それぞれの球の質やボールの置きどころを見ながら、どうすべきか判断していきたい」と語っているが、中断期間が明けた頃にはすでにメンバーたちと約1か月という時間を共有したことになり、仲間との細部の共有がかなり進んでいることが期待できる。
リーグトップタイとなる「9」という引き分け数の多さが物語るように、今後、栃木が浮上するために必要なのは、拮抗した試合を力強くで勝ち切る力に他ならない。矢野との共演という観点も含めて、豊田を中心とする得点力に大きな前進が見えれば、自ずと順位は上がっていくだろう。
取材・文●鈴木康浩(フリーライター)
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