新外国籍選手以外でカギを握るのは松尾
もうひとり、MFのアルトゥール・シルバをどこで起用するかも興味深い。積極的な仕掛けと力強い守備が持ち味の選手で、2枚のトップ下のどちらかで攻守に貢献するものと予想するが、ボランチでの出場もあり得るかもしれない。
冒頭で述べたように、3バックに変更してある程度チームとして戦うベースができてきたところへ、新たに多数の外国籍選手を加えるのは、フィットするまで時間がかかるなど危険なバクチの要素も少なくないだろう。
ただ、2枚のトップ下がディフェンスに力を割くため、1トップの守備の負担はそう大きくない。そこに、S・ミネイロとF・ヴィゼウとふたりのFWを併用する。さらに守備でも計算できるA・シルバを2枚のトップ下の一角に持ってくれば、チームとして大幅にバランスを崩すことなく戦っていけるのではないだろうか。
冒頭で述べたように、3バックに変更してある程度チームとして戦うベースができてきたところへ、新たに多数の外国籍選手を加えるのは、フィットするまで時間がかかるなど危険なバクチの要素も少なくないだろう。
ただ、2枚のトップ下がディフェンスに力を割くため、1トップの守備の負担はそう大きくない。そこに、S・ミネイロとF・ヴィゼウとふたりのFWを併用する。さらに守備でも計算できるA・シルバを2枚のトップ下の一角に持ってくれば、チームとして大幅にバランスを崩すことなく戦っていけるのではないだろうか。
新外国籍選手以外でカギを握るのは松尾佑介の復活だろう。昨年7ゴールでチーム得点王となった中盤のアタッカーが、ここまでまさかのノーゴール。今季は斉藤光毅が抜け、松尾しか個人で仕掛けるタイプの選手がいなくなったためか、マークが集中し、封じ込められている。
しかし今は、左ウイングバックの高木がJ1の舞台に適応し始め、ドリブル突破で何度もチャンスを作れるようになってきた。高木と松尾が左サイドでコンビを組めば、相乗効果で松尾の復調もありえるだろう。それが実現すれば奇跡のJ1残留が見えてくるはずだ。
文●二本木昭(フリーライター)
【PHOTO】マイアミの奇跡!グループリーグ突破!ベスト4!歴代五輪代表の激闘を激選ショットで振り返る!
しかし今は、左ウイングバックの高木がJ1の舞台に適応し始め、ドリブル突破で何度もチャンスを作れるようになってきた。高木と松尾が左サイドでコンビを組めば、相乗効果で松尾の復調もありえるだろう。それが実現すれば奇跡のJ1残留が見えてくるはずだ。
文●二本木昭(フリーライター)
【PHOTO】マイアミの奇跡!グループリーグ突破!ベスト4!歴代五輪代表の激闘を激選ショットで振り返る!