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「強いレッズに戻さないといけない」平川忠亮が引退試合で感じた、今の浦和が学ぶべきもの

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2021年07月23日

森脇、岡野、闘莉王らも会場を盛り上げた

試合ではハットトリックを決める。見事に主役となった。写真:徳原隆元

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 しかしながら、この引退試合ではピッチの内外で「いかにしてサポーターを楽しませるか」という想いと個性を選手たちが爆発させていた。例えば、現在は京都サンガFCでシーズン中の森脇良太は前半ラスト5分間のみの出場だったが、試合開始直後からベンチで大声を出し続け、いつの間にかテクニカルエリアで監督のように指示を出した。手を叩きながら「問題ない! 問題ない!」と大声を発せば、ピッチ内から坪井慶介に「お前だ! 問題があるのは!」とツッコミが入ってスタジアムは思わず笑いに包まれた。

 声援としてのまとまった声を出すことが許されないスタジアムだからこそ、このやり取りと反応がいつもより微笑ましかった。そして、CKの判定に森脇がベンチで手を広げながら抗議したところで、主審の福岡靖人さんが猛ダッシュで駆け寄ってイエローカードを提示。暑さの中で現役を引退した選手が長時間プレーするのは非常に大変だが、こうやってちょっとした笑いどころがあることでダレることなく時間は進んだ。
 
 前半の対戦相手を務めた現役トップチームの面々も、所々でうまく相手チームを立てつつも、浦和の将来を担うと希望を集めるMF武田英寿が難易度も芸術性も高い左足のスーパーゴールを決めれば、柏レイソルから移籍加入してから初めてサポーターの前でプレーした江坂任も“浦和初ゴール”を決め、これ以上ない45分間を演じた。

 また、ハーフタイムには“野人”こと岡野雅行が後半からの出場に向けてピッチでウォーミングアップ代わりのスプリントをすると、大きな拍手に包まれた。後半の田中マルクス闘莉王は気が付けばFWの位置にいるし、平川の息子である僚謙君が最後の時間帯に出場するためにウォーミングアップを始めると、柏木がずっと一緒にボールを蹴っている光景も彼の優しさが感じられて微笑ましかった。そして、オンライン配信のブースではミスターレッズこと福田正博氏が次々に現役選手やOBと軽妙なトークを展開していた。
 
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