「マルディーニは痺れを切らせて…」
片野氏:PSGはキーパーに、実力者のケイラー・ナバスを抱えています。それでもドンナルンマはポジションを保証されているのでしょうか?
ディ・マルツィオ記者:いや、それはない。基本的にはナバスとポジションを争うことになるだろう。でも、ナバスはもう34歳だ。今のパフォーマンスを保てるのはあと1年、長くて2年だ。22歳のドンナルンマを獲れば少なくても10年間はキーパーに関しては安泰でいられるのだから、PSGがこのチャンスを逃したくないと考えたのも当然だろう。ドンナルンマもそれを理解したうえでPSG行きを決断したということだ。
片野氏:ドンナルンマにはユベントス、バルサ、PSG以外で、他にオファーがなかったんですか?
ディ・マルツィオ記者:その3クラブを除くと、獲得に興味を示したのはミランと同レベルかそれよりも低いクラブだけだった。パラティチがトッテナムに誘い、ドルトムントやRBライプツィヒからもオファーがあったものの、もちろん年俸はミランが提示した800万ユーロを大きく超えるものではなかったし、キャリア的にもステップアップとは言えないレベルだった。
ディ・マルツィオ記者:いや、それはない。基本的にはナバスとポジションを争うことになるだろう。でも、ナバスはもう34歳だ。今のパフォーマンスを保てるのはあと1年、長くて2年だ。22歳のドンナルンマを獲れば少なくても10年間はキーパーに関しては安泰でいられるのだから、PSGがこのチャンスを逃したくないと考えたのも当然だろう。ドンナルンマもそれを理解したうえでPSG行きを決断したということだ。
片野氏:ドンナルンマにはユベントス、バルサ、PSG以外で、他にオファーがなかったんですか?
ディ・マルツィオ記者:その3クラブを除くと、獲得に興味を示したのはミランと同レベルかそれよりも低いクラブだけだった。パラティチがトッテナムに誘い、ドルトムントやRBライプツィヒからもオファーがあったものの、もちろん年俸はミランが提示した800万ユーロを大きく超えるものではなかったし、キャリア的にもステップアップとは言えないレベルだった。
片野氏:そもそも、ドンナルンマはなぜミランを退団するんでしょうか? 彼のクラブ愛は有名でしたよね。
ディ・マルツィオ記者:ドンナルンマ本人はミランに残ってもいいと考えていた。彼にとっては14歳から所属する心のクラブだし、チャンピオンズ・リーグでプレーしたいという希望も少なくとも新シーズンは叶うことになったからね。実際、20-21シーズンが終わったら、改めてミランと契約延長交渉をしようと思っていたほどだ。しかし、ミランのマルディーニ(テクニカルディレクター)は、最終節直後に話しかけても煮え切らない態度のドンナルンマに痺れを切らし、スッパリと切り捨てた。そして、その翌日から事前交渉が済んでいた後釜のメニャン(リール)の獲得話を一気に進めて、あっという間にまとめ上げてしまったんだ。
ディ・マルツィオ記者:ドンナルンマ本人はミランに残ってもいいと考えていた。彼にとっては14歳から所属する心のクラブだし、チャンピオンズ・リーグでプレーしたいという希望も少なくとも新シーズンは叶うことになったからね。実際、20-21シーズンが終わったら、改めてミランと契約延長交渉をしようと思っていたほどだ。しかし、ミランのマルディーニ(テクニカルディレクター)は、最終節直後に話しかけても煮え切らない態度のドンナルンマに痺れを切らし、スッパリと切り捨てた。そして、その翌日から事前交渉が済んでいた後釜のメニャン(リール)の獲得話を一気に進めて、あっという間にまとめ上げてしまったんだ。