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ブラジル対アルゼンチンのライバル対決、ネイマール対メッシの実現で“空気が変わった”コパ・アメリカ【現地発】

カテゴリ:国際大会

リカルド・セティオン

2021年07月10日

メッシはA代表初タイトルのラストチャンスか

 ライバル同士の対決という以外に、この試合が注目されているのは、メッシとネイマールという当代きってのスターが決勝でぶつかるからだ。何かのタイトルを賭けて両者が戦うことは今まで一度もなかった。おまけにメッシにとっては、これがA代表での悲願の初タイトルになるかもしれない。そして、最後のチャンスになる可能性もある。

 もちろんネイマールも自国で闘う者の意地にかけて、タイトルは手にしたいだろう。普段仲の良いふたりーー多分ネイマールはルイス・スアレスと並んでメッシの一番親しいサッカー界の友人だーーの真剣勝負が見られるわけだ。

 ブラジルは今大会ここまで5勝1分け、エクアドルにだけは引き分けているが、これはすでに決勝トーナメント行きを決めた後の試合で、ネイマールも欠場した。アルゼンチンも同じく5勝1分けだが、準決勝のコロンビア戦はPK戦だった。
 
 いまブラジルでは、この試合を見るために地球も自転を止めるだろうと言われている。ネイマールとメッシだけでなく、両チームとも威信をかけて、最高のメンバーを揃えてきている。

 ブラジルはアリソン、マルキーニョス、チアゴ・シウバ、カゼミーロ、リシャルリソン。アルゼンチンはアンヘル・ディ・マリア、レアンドロ・パレデス、ジョバンニ・ロ・チェルソ、ロドリゴ・デ・パウル、2人(ラウタロのエミリアーノ)のマルティネス……。

両国が歴史上初めて対決したのは1908年7月9日のこと。リオで行われた親善試合でアルゼンチンが3-2で勝利した。それから103年、両者は110回激突し、ブラジルが44勝、アルゼンチンが41勝している。

 この土曜日(日本時間11日)、その歴史に新たな1ページが加わる。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
 
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