「元々守備意識が高く、運動量も豊富。旗手なら問題なくプレーできる」
順天堂大時代の旗手といえば、攻撃陣をけん引する存在であり、ゴールに絡んでいく役割を全面的に任されていた。2トップの一角もしくはサイドハーフが主戦場だった。
ところが、今現在、在籍する川崎フロンターレでは左サイドバックを務める試合も少なくない。その事実に堀池監督は軽い驚きを覚えつつも「元々守備意識が高く、運動量も豊富。旗手なら問題なくプレーできるだろうし、何度か試合を見たけれど、違和感はなかった」と語っている。
「旗手をCBで起用したいと思う監督はまずいないだろうけど、CBをやってほしいと言われても“いや、僕はできません”と言わないでしょうね。試合に出られるなら、どこでもかまわない。そんな柔軟な考え方を持ち合わせていますから」(堀池監督)
ケガ人が相次いだための限定起用ながら、実は大学時代にボランチを経験している。チーム事情を理解したうえで、与えられたポジションを前向きに取り組んでくれたという。
思い起こせば、現役時代の堀池監督は右SBやCB、ボランチなど、複数のポジションをこなす守備のスペシャリストだった。順天堂大を卒業後、読売クラブ(現・東京V)に進み、清水、C大阪に在籍。日本代表でも10年間にわたり活躍した。
「現役時代に僕がいつも意識していたのは監督の求めるプレーをすること。どんな監督にとっても“計算のできる選手”でありたいと思っていました。指導者になった今、選手たちによく話すのは“チームにとって欠かせない存在”になってほしいということです。そのためにどうしたらいいか。自分自身と向き合ってもらいたいと思いますね」
ところが、今現在、在籍する川崎フロンターレでは左サイドバックを務める試合も少なくない。その事実に堀池監督は軽い驚きを覚えつつも「元々守備意識が高く、運動量も豊富。旗手なら問題なくプレーできるだろうし、何度か試合を見たけれど、違和感はなかった」と語っている。
「旗手をCBで起用したいと思う監督はまずいないだろうけど、CBをやってほしいと言われても“いや、僕はできません”と言わないでしょうね。試合に出られるなら、どこでもかまわない。そんな柔軟な考え方を持ち合わせていますから」(堀池監督)
ケガ人が相次いだための限定起用ながら、実は大学時代にボランチを経験している。チーム事情を理解したうえで、与えられたポジションを前向きに取り組んでくれたという。
思い起こせば、現役時代の堀池監督は右SBやCB、ボランチなど、複数のポジションをこなす守備のスペシャリストだった。順天堂大を卒業後、読売クラブ(現・東京V)に進み、清水、C大阪に在籍。日本代表でも10年間にわたり活躍した。
「現役時代に僕がいつも意識していたのは監督の求めるプレーをすること。どんな監督にとっても“計算のできる選手”でありたいと思っていました。指導者になった今、選手たちによく話すのは“チームにとって欠かせない存在”になってほしいということです。そのためにどうしたらいいか。自分自身と向き合ってもらいたいと思いますね」
“挑戦なきところに成功なし”をスローガンに掲げ、選手たちが自分で考え、判断でき力を磨くべく、日々、指導にあたる堀池監督は「大学の後輩たちにとってOBの旗手はよき模範」と、その影響力の大きさを喜んだ。
「オリンピック代表に選ばれたのは何より彼自身の努力のたまもの。ただ、オリンピックは通過点に過ぎないでしょう。そこは本人もよく分かっていると思うけど、オリンピックの経験を生かしてさらにステップアップしてほしい。そのためにチャレンジし続けてほしいと思いますね」
今までそうしてきたように、そして、これからも自身の力でサッカー人生を切り開いていくだろう。そんな旗手の活躍と成長を、堀池監督は心から願っている。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
「オリンピック代表に選ばれたのは何より彼自身の努力のたまもの。ただ、オリンピックは通過点に過ぎないでしょう。そこは本人もよく分かっていると思うけど、オリンピックの経験を生かしてさらにステップアップしてほしい。そのためにチャレンジし続けてほしいと思いますね」
今までそうしてきたように、そして、これからも自身の力でサッカー人生を切り開いていくだろう。そんな旗手の活躍と成長を、堀池監督は心から願っている。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)