MF
ジョーダン・ヘンダーソン（イングランド代表／リバプール）
マグワイアと似たようなケース。リバプールのキャプテンは、２月に負傷したこともあり、万全の体調で大会に臨むことができなかった。イングランドのファンは、チェコ戦での彼の活躍を期待している。

セルヒオ・ブスケッツ（スペイン代表／バルセロナ）
スペイン代表チームのキャプテンは、開幕直前にコロナに感染したが、決勝トーナメント進出の懸かる重要なスロバキア戦が彼のデビューとなる可能性がある。なお、同じポジションのロドリは、エンリケ監督が彼の後継者として選んだ選手だ。

ゴンサロ・ゲデス（ポルトガル代表／バレンシア）
今季のバレンシアでの好調ぶりから、フェルナンド・サントス監督はゲデスにチャンスを与えるだろうと考えられていたが、ポルトガルの不動のダブルピボットと、左サイドのディオゴ・ジョッタのヒエラルキーにより、最初の２試合では出場機会がなかった。
 

FW
キングスレイ・コマン（フランス代表／バイエルン・ミュンヘン）
ディディエ・デジャン監督がドイツ戦で行なった数少ない交代や、妻の出産に立ち会うためにチームを離れたことなどが、コマンがまだ出場時間を得ていない理由だ。ハンガリー戦では上記の理由でベンチ外となったが、ポルトガル戦では戻ってくる。

ジョアン・フェリックス（ポルトガル代表／アトレティコ・マドリー）
J・フェリックスにとって、EUROは決して楽なものにはなっていない。サントス監督はハンガリー戦で、83分まで０-０だったのにもかかわらず、彼を使わなかった。ドイツ戦では左の太ももに違和感を覚え、欠場している。

ジェイドン・サンチョ（イングランド代表／ドルトムント）
イングランドは前線に豊富な人材を抱えており、サンチョは最大の犠牲者の１人となっている。スコットランド戦では攻撃面強化でジャック・グリーリッシュとマーカス・ラッシュフォードが途中から投入されるも、スコアレスドローに終わったなかで、彼の最初の出番は火曜日（チェコ戦）に巡ってくるかもしれない。

　とはいえ、まだ数試合を終えたばかり。今後いったいどんなラッキーボーイが出現するのか。世界最高峰の一戦の楽しみ方は様々だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部