瞬時にわずかなシュートコースを見つけ正確なキックを放つ
ゴール裏の撮影ポジションから見ていて感じた久保の特出すべき点は、マーカーとの駆け引きが実に巧妙だったことだ。小刻みなボールタッチとフェイントでマーカーを置き去りにしたかと思えば、複数の相手に付かれたときには、その敵たちを抜き切ることなく、瞬時にわずかなシュートコースを見つけては正確なキックを放っていた。この駆け引きを、敵からプレッシャーを強く受けるペナルティエリア内で行なえる技術は流石だったと言える。
試合は見応えのある内容で、結果はU-24代表がガーナを圧倒し6-0の大差で終わることになる。自らもゴールを挙げた久保の多彩なプレーが、完勝劇へと導いたのは間違いない。
ただ、大勝したとはいえ、U-24代表の重視すべきチームコンセプトのひとつは守備である。その一翼は攻撃陣も担っている。ポジションにかかわらずピッチに立つ選手は、守備への意識を持っていなければ、このチームではレギュラーにはなれないはず。
当然、久保も例外ではなく、彼の意識下にも守備がインプットされていて、ボールを持った相手選手へ素早くマークに付き、時にボールをキープするGKへと詰め寄っていた。
攻撃に加え、守備面での貢献と仕事が多岐に渡ると肝心の“本職”に集中できなくなることもあるが、この試合での久保にはまったくそうしたことを懸念する必要はなかった。U-24代表が目指すスタイルを理解し、そして自分の持ち味である攻撃力を見事に発揮したのだった。
試合は見応えのある内容で、結果はU-24代表がガーナを圧倒し6-0の大差で終わることになる。自らもゴールを挙げた久保の多彩なプレーが、完勝劇へと導いたのは間違いない。
ただ、大勝したとはいえ、U-24代表の重視すべきチームコンセプトのひとつは守備である。その一翼は攻撃陣も担っている。ポジションにかかわらずピッチに立つ選手は、守備への意識を持っていなければ、このチームではレギュラーにはなれないはず。
当然、久保も例外ではなく、彼の意識下にも守備がインプットされていて、ボールを持った相手選手へ素早くマークに付き、時にボールをキープするGKへと詰め寄っていた。
攻撃に加え、守備面での貢献と仕事が多岐に渡ると肝心の“本職”に集中できなくなることもあるが、この試合での久保にはまったくそうしたことを懸念する必要はなかった。U-24代表が目指すスタイルを理解し、そして自分の持ち味である攻撃力を見事に発揮したのだった。
ガーナ戦での久保の活躍は今後、ホスト国としてメダル獲得の期待がかかる日本の攻撃陣をリードすることを予感させるものとなった。
試合前に久保が見せていた厳しい表情は、自分が攻撃の核になるという強い決意の表われだったのだ。
取材・文・写真●徳原隆元
【PHOTO】U-24日本 6-0 U-24ガーナ|久保や三笘らの得点もあり6得点で快勝!ますますメンバー争いが激化する試合に
試合前に久保が見せていた厳しい表情は、自分が攻撃の核になるという強い決意の表われだったのだ。
取材・文・写真●徳原隆元
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