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バルベルデ、ギュンドアン、M・ジョレンテは「トータルプレーヤー」の代表格。Jリーガーでは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年05月31日

昨シーズンに先発した試合で無敗の日本人選手とは?

今シーズンも川崎の快進撃を支えている田中。(C)SOCCER DIGEST

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 味方を補完するプレーは、何より勝利につながる。

 日本人では、川崎フロンターレの日本代表MF田中碧がその系譜にあるだろうか。自ら相手のラインを突破するランニングができるし、ラインを突破しようとしてきた相手を止めるパワーも持っている。局面の優位を全体につなげられる。

 また、田中はプレーメーカーとしての才能にも恵まれる。自らが動くだけでなく、卓越したビジョンとスキルで、味方を動かせる。展開力にも優れたトータルプレーヤーだ。
 
 昨シーズン、圧倒的な強さを誇った川崎だが、田中が先発した試合は一度も負けていない。その存在自体が勝利する法則だろう。それは今シーズンも変わっていない。例えばサイドの奥までカバーできることで、家長昭博の守備の負担を大きく減らし、結果的に攻め残れる家長の得点が増えているのだ。

「Todoterreno」

 それはチームにとって、強力な武器だ。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
 
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