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【バイタルエリアの仕事人】vol.5 川辺 駿|代表定着を志すボランチが、影響を受けたレジェンドたち… 対戦相手でも凄みを感じたのは?

カテゴリ:連載・コラム

長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年05月27日

プロになって改めて強く意識するようになった「バイタルエリア」。外国人選手とのプレー機会が多くなって変わったのは…

広島ではジュニアユース時代から長い時間を過ごしてきた。途中磐田での3シーズンをはさみ、広島で今季プロ9年目のシーズンを迎える。写真:滝川敏之

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 広島のアカデミー(育成組織)で育ち、広島でプロキャリアをスタートさせて9年目を迎えた。リーグ全試合に出場した昨シーズンからは、クラブレジェンドの森﨑和幸から引き継いだ背番号8を背負う。いまやチームの象徴として認められる存在の川辺が、バイタルエリアに抱くイメージ、感覚とはどのようなものだろうか。

――◆――◆――

 守備に関して言えば、バイタルエリアは完全にシュートレンジに入っているし、厳しく寄せなければいけない。身体を張ることはもちろん、まずそこでプレーさせないという状況を作り出すことが必要です。個人でそれやり抜くのは難しい部分もあるので、周りの選手との連動が重要ですし、もちろん個人的にもバイタルエリア周辺での守備というのはまだまだ成長しなければいけない部分だと思うので、粘り強くいく守備だったりシュートブロックだったり、そういう部分でしっかりチームのために貢献していきたいです。

 攻撃面では、もちろんミドルシュートや飛び出しという部分は、中盤の選手として必要だし、飛び出しに関して言えば自分の特徴だと思うので、その質と量を増やしていきたい。そうしたプレーで、シーズンに何ゴールか奪えているので、自分の武器になっていると思いますし、今後はシュートチャンスでよりゴールを奪い切る力が必要ですね。

 やはりバイタルエリアは、攻守ともにゴールに直結するエリアだと思うので、その分守備ではプレーの選択を間違えちゃいけないし、少しのミスもできない。その一方で、攻撃ではいろんなアイデアが出てくる場所だと思いますね。

 バイタルエリアではどんなプレーが必要なのかといった捉え方は、プロになって改めて強く意識するようになりました。例えば、プロになると日本人選手だけでなく、外国人選手とプレーする機会も多くなる。すると、やはり自分がそれまで考えていたシュートレンジが格段に広くなるんです。そこで簡単に打たせちゃいけない選手もいますし、パスが上手い選手ならもちろんコースを切りながら寄せていかないといけない。そういう相手の特徴によってプレーの判断を変える必要があるし、レベルが上がれば上がるほどバイタルエリアでのプレーは重要性が増してきますね。
 
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