「優勝を目指さない者はここに来ていないし、絶対王者としての強さを持たないといけない」
5月16日のプレミアリーグEASTの6節・流経大柏戦は主軸組と新戦力の活躍により、高体連の強豪校対決を制した。
前半の中盤以降は流経大柏のハイプレスに苦戦してスコアレスで折り返したものの、後半はバラエティに富んだ攻撃パターンで相手を圧倒。49分に藤森の右クロスから田澤がDFに競り勝って先制点を奪えば、64分には藤森のパスに抜け出した渡邊がGKに倒されてPKを獲得。これを松木が冷静に決め、さらにリードを広げた。2−0としてからも手を緩めず、80分には松木が左CKからCB丸山大和(3年)の得点をお膳立て。磐石の試合運びで3−0で勝利を挙げ、勝点3を積み上げた。1試合平均3.8得点の攻撃の破壊力は凄まじい。4試合で4失点だった流経大柏でも止められなかった。
攻撃陣の躍動が目立つ一方で、守備陣の奮起も忘れてはいけない。今季のチームはGKと最終ラインを昨季から総入れ替え。新たにレギュラーとなったGK沼田晃季、左SB大戸太陽、CB三輪椋平(いずれも3年)、CB丸山、右SB多久島良紀(2年)は経験値に乏しく、タレント揃いの攻撃陣に比べれば少なからず不安があった。シーズン前のフェスティバルでもキャプテンの松木が「最終ラインも総入れ替えで難しい状況」と話すほどで、チームが優勝を目指すためには彼らの奮起が不可欠だった。
前半の中盤以降は流経大柏のハイプレスに苦戦してスコアレスで折り返したものの、後半はバラエティに富んだ攻撃パターンで相手を圧倒。49分に藤森の右クロスから田澤がDFに競り勝って先制点を奪えば、64分には藤森のパスに抜け出した渡邊がGKに倒されてPKを獲得。これを松木が冷静に決め、さらにリードを広げた。2−0としてからも手を緩めず、80分には松木が左CKからCB丸山大和(3年)の得点をお膳立て。磐石の試合運びで3−0で勝利を挙げ、勝点3を積み上げた。1試合平均3.8得点の攻撃の破壊力は凄まじい。4試合で4失点だった流経大柏でも止められなかった。
攻撃陣の躍動が目立つ一方で、守備陣の奮起も忘れてはいけない。今季のチームはGKと最終ラインを昨季から総入れ替え。新たにレギュラーとなったGK沼田晃季、左SB大戸太陽、CB三輪椋平(いずれも3年)、CB丸山、右SB多久島良紀(2年)は経験値に乏しく、タレント揃いの攻撃陣に比べれば少なからず不安があった。シーズン前のフェスティバルでもキャプテンの松木が「最終ラインも総入れ替えで難しい状況」と話すほどで、チームが優勝を目指すためには彼らの奮起が不可欠だった。
しかし、そんな心配をよそに守備陣は抜群の安定感を見せ、6試合中5試合で完封。青森山田らしく空中戦で競り勝ち、球際でも相手を圧倒している。毎週のように高校年代トップレベルの相手と戦うことで成長しており、松木も守備陣の出来に手応えを感じているという。
「今、一番成長しているのは4バックとGK。守備に対してかなり献身的にプレーし、GKの沼田も徐々にコンディションを上げている。椋平と大和もリーダーシップを持ってやってくれているので、信頼して任せられていると思います」
充実の一途を辿る青森山田。攻守で相手を圧倒しているが、それだけでは6連勝は達成できない。相手も警戒し、どのチームも“打倒・青森山田”を掲げて向かってくる。なぜ、それでも勝ち切れているのか。それは勝者のメンタリティを持っているからだ。黒田監督は言う。
「プレミアリーグにおいて、5年連続で優勝争いをしている先輩たちの功績を見た上で彼らは育ってきた。逆に優勝を目指さない者はここに来ていないし、絶対王者としての強さを持たないといけない」
「今、一番成長しているのは4バックとGK。守備に対してかなり献身的にプレーし、GKの沼田も徐々にコンディションを上げている。椋平と大和もリーダーシップを持ってやってくれているので、信頼して任せられていると思います」
充実の一途を辿る青森山田。攻守で相手を圧倒しているが、それだけでは6連勝は達成できない。相手も警戒し、どのチームも“打倒・青森山田”を掲げて向かってくる。なぜ、それでも勝ち切れているのか。それは勝者のメンタリティを持っているからだ。黒田監督は言う。
「プレミアリーグにおいて、5年連続で優勝争いをしている先輩たちの功績を見た上で彼らは育ってきた。逆に優勝を目指さない者はここに来ていないし、絶対王者としての強さを持たないといけない」