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「僕はイニエスタの偉大さをずっと…」アビスパ福岡スウェーデン人DFが母国メディアに語った日本での生活

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年05月15日

日本の選手はみんなとても親切。だが親密な関係を築くのは難しい。

日本での最初のチームは広島だった。開幕の清水戦では豪快なボレーシュートを決めた。写真:川本学

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 初めて日本の地に足を踏み入れた時の印象は、いろいろな意味でとても新鮮な感じがしたよ。まるで、タイムマシンで2050年に連れてきてもらったような。そのくらい、見るもの全てが新鮮だった。最初の頃はただただ口を開けながら、文字通り何から何まで写真を撮っていた。その時になって初めて、カメラで写真を撮ってばかりいる日本人観光客の気持ちが理解できたんだ。日本に来て間もない頃の僕は、欧州の都市を観光する日本人そのものだった。

 チームは、それまで僕が経験してきたものとは異なっていた。選手に問題があったというわけでは決してない。みんなとても親切だったよ。だけど、スウェーデンの時とは違っていた。スウェーデンだと、チームメイトとは友人になって、お互いの趣味や家族構成について知るようになるよね。日本ではチームメイトの名前は覚えるけど、それ以上親しくなることはなかった。

 日本の選手はとてもシャイなうえに、ほとんど英語を話せない。だから親密な関係を築くのはとても難しい。スウェーデンではチームメイトと同じテーブルに座って会話をしながら昼食をとるのに慣れていたけど、日本ではチームメイトが何を話しているのか分からなかったから遮断されているような感じだった。
 
 開幕戦の相手はヤンネ・ヨンソン率いる清水エスパルスだった。つまり、僕に対して最初に興味を持ってくれたチーム、それに日本行きのチャンスをくれた指揮官と対戦することになったんだ。そして、何と言ったら良いのかな……。僕は信じられないようなプレーを披露したんだ。チームはリードされて前半を折り返した。それで、試合から1時間ほど経過したときだったと思う。僕のゴールで同点に追いついたんだ。それも、ペナルティエリア隅のファーサイドから狙って逆サイドのネットに決めるという、信じられないようなボレーシュートだった。夢のようなゴール。それ以外に言いようがない。後にも先にも、あんな得点は決めたことがないよ。ああいうシュートを練習でトライしたことはあるけど、ボールは全て枠外だった。100回中100回ね。

 日本では、結果に関係なく試合が終わったら必ずスタジアム内を一周することになっている。観客も僕たちと一緒に戦ってくれたということを表すために頭を下げて感謝するんだ。
 
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