リールは1勝1分けで文句なしのリーグ制覇
この試合で大活躍したのは、怪我から復帰したキリアン・エムバペだ。恐るべき意志でドゥブレ(1試合2ゴール)を叩き入れると、試合後マイクに向かって、「僕たちはまだ2つのタイトルをとりに行かなくちゃいけない!」と決意を表明した。
チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝敗退に終わったパリは、あくまで理論上だが、国内タイトルも全て逃し、屈辱の「タイトル0年」になる可能性をまだ残している。12日のモンペリエ戦でも、マウリシオ・ポチェティーノ監督の顔が蒼白になっていた。エムバペは悲観論を払拭し、大逆転劇を演じるべく、闘志を剥き出した格好だ。
ただ、気がかりなのはネイマールだ。この試合では「腹痛があったため」(監督)との理由でベンチスタートになったが、フランスでは誰もこの理由を信用しなかった。しかも試合最終盤に投入されるや、またしてもイエローを食らい(90分)、連盟ディシプリン委員会の決定では同大会ファイナルに出場を認めない処分を下した。これについては、パリSGが異議を唱えているため、最終的にどうなるか不透明な状況となっている。
一方、リールのクリストフ・ガルティエ監督は、「(リーグ優勝に向けて)一番キツイ地点を越えたと思うか」との問いに、「一番キツいのはいつだって次の試合だよ」と笑った。
チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝敗退に終わったパリは、あくまで理論上だが、国内タイトルも全て逃し、屈辱の「タイトル0年」になる可能性をまだ残している。12日のモンペリエ戦でも、マウリシオ・ポチェティーノ監督の顔が蒼白になっていた。エムバペは悲観論を払拭し、大逆転劇を演じるべく、闘志を剥き出した格好だ。
ただ、気がかりなのはネイマールだ。この試合では「腹痛があったため」(監督)との理由でベンチスタートになったが、フランスでは誰もこの理由を信用しなかった。しかも試合最終盤に投入されるや、またしてもイエローを食らい(90分)、連盟ディシプリン委員会の決定では同大会ファイナルに出場を認めない処分を下した。これについては、パリSGが異議を唱えているため、最終的にどうなるか不透明な状況となっている。
一方、リールのクリストフ・ガルティエ監督は、「(リーグ優勝に向けて)一番キツイ地点を越えたと思うか」との問いに、「一番キツいのはいつだって次の試合だよ」と笑った。
リールが残る2戦で1勝1分以上なら、パリがどうあがこうが10年ぶりのリーグ制覇(勝点合計85)となる。だがリールが2試合連続ドロー(81)または2連敗(79)に終わり、パリが2試合に連勝(82)した場合は、パリの逆転優勝になる。またリールが1勝1敗、パリが2連勝した場合は、勝点数同点(82)となり、得失点差で王者が決まることになる。
果たしてリールは逃げ切るのか。それともパリの大逆転劇が見られるのか。カギを握るのはやはり、エムバペだろう。いや、パリの個の力か、リールのコレクティブ力(チーム一丸の力)か、の大勝負なのかもしれない。16日、23日のゲームは必見だ。
取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
果たしてリールは逃げ切るのか。それともパリの大逆転劇が見られるのか。カギを握るのはやはり、エムバペだろう。いや、パリの個の力か、リールのコレクティブ力(チーム一丸の力)か、の大勝負なのかもしれない。16日、23日のゲームは必見だ。
取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI