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【20-21日本人欧州組ベスト11 vol.2】5大リーグでのプレーは評価されるべき。MVPは欧州屈指の“センス”で人気の…

カテゴリ:海外日本人

小宮良之

2021年05月13日

FWは久保や南野と迷ったが…

心身が消耗するセルビア・リーグで18ゴールを挙げた浅野。孤軍奮闘が光った。(C)Getty Images

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 守りの文化の深いイタリア、セリエAで吉田麻也、冨安健洋の二人のCBの活躍も新時代の象徴だ。

 吉田は、サンプドリアでレギュラーを奪取。守備にうるさいクラウディオ・ラニエリ監督からも全幅の信頼を得ている。欧州での経歴で言えば、史上最高の日本人CBだ。

 冨安はボローニャでCBを中心に、右SBでもプレー。硬質な守りだけでない。ボールを持っての推進力もあり、スーパーなシュートも決め、まだまだ成長途上だ。

 リーグ・アン、マルセイユの酒井宏樹、長友佑都のSBも選ばれるべきだろう。

 酒井は今シーズン、右SBだけでなく、3バックのCBとしてもプレー。屈強なアタッカーを封じ、チームを鼓舞。CLリーガーとしてグループリーグ全試合フル出場も果たした。最近は出場停止やけがなどでもどかしい日々だが、称賛されるべきシーズンだ。

 長友は、全盛期のプレーには程遠い。しかし、今もCLリーガーなのは瞠目に値する。リーグでも定位置を奪い、勝負勘は健在だ。
 
 GKはリーグ・アン、ストラスブールの川島永嗣。トップリーグで22試合先発フル出場は、高く評価されるべきだろう。パリやリヨンには大量失点も、完封で貴重な勝点を与えた。

 FWは、セルビア・リーグのパルチザンで18得点を量産した浅野拓磨。ELの決勝ラウンド進出に貢献した久保建英、CL4試合出場の南野拓実と迷ったが、リーグレベルは下がるとは言え、心身が消耗するリーグで立派な成績と言える。給料未払いでの退団騒動ひとつをとっても、孤軍奮闘ぶりが伝わる。

 最後に、ロシアで成長を見せたロストフのMF橋本拳人の名前を挙げたい。バレリー・カルピン監督のマンマーク戦術を飲み込み、慣れない土地で定位置を確保した。守備には定評があったが、攻撃でも6得点。欧州で殻を破りつつある。

文●小宮良之(スポーツライター)
 
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