特別扱いを許さない「バルサの掟」を変えさせた怪物イライシュ・モリバ。まさかの“送信ミス”で契約内容が明るみに出ても…【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2021年04月27日

「やんちゃで、トラブルを起こしたこともあった」

 お粗末なことに強化担当者が、著名のために契約書を送信する際に、宛先に誤ってイライシュ・モリバが2010年のバルサ加入前に在籍していたエスパニョールを追加してしまうという失態を犯してしまったのだ。

 契約内容が白日の下に晒され、この事件を境に同じように契約延長交渉に臨むエージェントはこぞってイライシュ・モリバに提示した数字をちらつかせるようになった。ただ本人はそんな周囲の喧騒などどこ吹く風といった態度でサッカーに専念し続けた。クラブの関係者はそんなイライシュ・モリバの人柄についてこう評する。

「ストリート出身の選手でね。やんちゃなところがあってトラブルを起こしたこともあったけど、人格の形成という面ではプラスになった。今も行動をしっかり監視しないといけない。でも彼はそれ以上のものをわれわれに与えてくれる。今時珍しいパーソナリティを持った選手だよ」
 
 現行の契約は来年の6月に満了するが、クラブの誰もが新たに契約を締結することを信じて疑わない。前出の関係者もこう明言する。

「イライシュもアンスも本人の強い意志のおかげでバルサに残留した。家族や代理人は他のクラブのオファーを受諾する方向に気持ちが傾いていたからね。彼らはバルサを心から愛している」

文●ジョルディ・キシャーノ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事を翻訳配信しています。
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