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【川崎】リニューアルオープンした「フロンタウンさぎぬま」。クラブの想いを体現する市民の“憩いの場”へ

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2021年04月01日

更衣室や水回りなども進化

更衣室もリニューアル。様々な工夫が凝らされている。写真:川崎フロンターレ提供

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 さらに水回りなども“安心・安全・清潔”という観点で、様々な工夫が施されている。

 トイレは床を張り替え、防臭素材も使用。個室ブースも木目調の落ち着いた空間となっており、更衣室も清掃しやすいようフラットなフローリングに張り替え、除菌脱臭機も完備し、清潔感溢れる空間に。また、洗面台はしぶきが飛び散らないように深めなものに変えられ、シャワー室はシャワーカーテンから扉式に変更。黒を基調としたシックなデザインで、クラブエンブレムもあしらい高級感を醸し出している。

 さらに更衣室のロッカーは感染予防の観点から、これまでのキーバンド式からダイヤル式へ変更。加えてフィールド近くには、靴についたゴムチップや芝を吹き飛ばせるエアガンを設置。このエアガンは麻生グランドで選手たちが使っているものと同じタイプで「フットサル場に置かれるのは、珍しいと思います」(大木副支配人)とのことだ。

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、現在も21時までの短縮営業となっている。

「仕事帰りに20時頃からフットサルを楽しむ方も多かったので、影響がないと言えば嘘になります」(大木副支配人)とのことだ。

 もっとも、どんな状況でも、スポーツを通じて地域の人々を笑顔にするとの想いが薄れることはない。“安心・安全・清潔”を合言葉に多くの人々が集まれる場所、そしてスポーツを楽しめる場所となっているのだ。
 
 今後、クラブは、アカデミーの拠点としてだけでなく、野球場、テニスコートなど様々なスポーツ施設を併設し、地域に寄与することを目的とした施設「フロンタウン生田」の完成を2023年に目指している。

「フロンタウンさぎぬま」で得たノウハウは、この最新施設の運用にも活用され、ともに社会貢献できる場としてクラブを下支えしていくことになる。

 今年初めの新体制発表会見で藁科義弘社長は、「スポーツを通して笑顔や癒しを届けたい」、そして「社会が疲弊している今だからこそ、スポーツが、サッカーが、川崎フロンターレが不要不急ではないことを示したい」と目標を語った。そのクラブとしての進むべき道を、言葉通り体現しているのが「フロンタウンさぎぬま」と言えるのだろう。

 現在、トップチームで活躍する三笘薫や田中碧らもスクール生としてこのコートでボールを追い、成長していった。様々な想いや記憶が刻まれた場所。改めて訪れてみてはどうだろうか。クラブとつながれる貴重な体験ができるかもしれない。

フットサルの使用やアクセスなどはこちら。
https://www.frontown.com/


取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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