【セルジオ越後】山根のプレーを見れば川崎がなぜ強いのかが分かるよ。日韓戦のMVPを挙げるとすれば…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月25日

韓国はいつもの激しさがまったくなかった

先制点を奪った山根を越後氏も高く評価している。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 10年ぶりに国内で行なわれた日韓戦は、日本が3-0で韓国を圧倒したね。まさに圧勝と言うべき勝利だった。

 ただし、勝つには勝ったんだけど、対戦相手はまったくいつもの韓国ではなかったんだ。イエローカード“ゼロ”っていうのが象徴しているように、期待していた激しいバトルや球際の競り合いはなくて、逆に韓国の選手が吹っ飛ばされているような場面もあったくらいだ。

 韓国は元々うまいチームじゃないけど、あんなにビクビクしながら相手に背中を向けてボールを持つようなチームじゃなかった。ボール回しもたどたどしいし、ホントに歩きながらサッカーをやっているようで、そこに遠藤と守田の激しい守備がうまくハマって韓国につけ入る隙を与えなかった。

 展開力もない、足下から足下でダラダラしたサッカーはまったく韓国らしくなかっただけに、日本としては3-0で満足しているようなゲームじゃない。少なくともあと3点は取らなければいけなかったはずだ。南野、何回外したの? 浅野、1対1になったところまでは良かったよね。江坂も相手のGKが柏の選手で、遠慮してしまったのかな。まあ、とにかく“決定力”はなかったね。

 そんな中で、いつも通りのプレーをしてチームに貢献していたのが代表デビュー戦ゴールを決めた山根だ。彼がゴールを決めた後に、Jリーグのツイッターでもコメントさせてもらったけど、彼は得点を獲りに行くという意識が高い、日本人にしては珍しいサイドバックなんだ。

 日本のサイドの選手は、酒井にしても伊東や長友にしても、タッチライン際を駆け上がってクロスを上げるというプレーになりがち。一本調子でそればかり繰り返しても、相手の脅威にはならない。山根は積極的に中に入ってゴールに向かっていくし、得点シーンでもずっと前に残ってゴールを狙い続けていた。あのプレーは所属チームの川崎でもよく見られるもので、Jリーグのファンも山根らしいゴールだな、と思ったんじゃないかな。川崎で同じ右サイドの家長も外に開いたり、中に入り込んだりっていう使い分けが上手いど、日本代表も見習った方がいいと思うよ。

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