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金田喜稔がモンゴル戦を斬る!「最後まで緩まずに大勝した一戦で、最も驚かされたのがSB松原だ」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月31日

気持ちの面で、ひとつステージが上がったように感じる

森保監督が常々言う「感謝」を原動力に、今回の3月シリーズで日本は観ている人の心を揺さぶるような戦いを見せたはずだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部:JMPA代表撮影)

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 一つひとつのプレーが実に効果的で、それを90分間、やり通した。ミスがないから、松原のところでリズムが崩れないし、ゲームがノッキングしない。プレーのクオリティが一番、高かったと思う。こういう選手は、監督からすれば絶対に欲しいだろうし、チームメイトも楽だと思う。

 初の代表戦のピッチ。普通なら、緊張したり、持っている以上のものを見せようと気負いすぎたり、あるいはミスしないように安パイのパスに逃げたり。でも、松原にはそれがなかった。淡々と、いつも通りにプレーする。

 観ていて楽しかった。DFの選手を見て楽しいなんてあんまり思わないんだけど、松原は特別だった。松原のプレーだけを見ながら、上手いワインが飲める(笑)。もう試合の最初から、食い入るように観ていたよ。

 最後に、A代表の韓国戦の後にも言ったけど、A代表とU-24代表の計4試合が組まれた今回の3月シリーズは、本当に多くの方々の尽力があって実現できたと思う。このコロナ禍で国際ゲームを開催するのは、とても大変なことだったはずだ。

 日本のチームも、それをよく理解して、協力してくれた人たちへの想いを胸に秘めて、森保監督が常々言う「感謝」を原動力にして、ピッチに立ってプレーしていたと思う。だからこそ、モンゴル戦のように最後まで全力を尽くす戦いを見せられたんじゃないかな。

 こういう状況だからこそ、これまで当たり前だった日常が決して当たり前のことじゃないんだと、誰かのおかげで初めて成り立つんだと、改めて“気づき”があったはず。なんのために戦うのか。もちろん、それは選手それぞれ違うだろうけど、それでも気持ちの面で、ひとつステージが上がったように感じるんだ。
 
 選手たちは口には出さないかもしれないけど、日の丸を背負った彼らの気迫あふれるプレーを見れば分かるよね。観ている人の心を揺さぶる何かがあったはずで、誠心誠意、戦っていた選手、監督を見て、我々も勇気づけられた。

 今夏に予定されている東京五輪、そして来年のワールドカップに向けて、日本のチームはまた逞しく戦ってくれるはず。そんな期待がさらに大きく膨らんだよ。

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