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【アルゼンチン戦|戦評】金メダル候補に“善戦”も相手は「1.5軍」。抱いたのは期待感よりも危機感だ

カテゴリ:日本代表

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年03月27日

「U-20の選手も出せて満足」敵将が驚きの発言

日本の守備陣は健闘も敵エースの一発に泣いた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 金メダル候補のアルゼンチンに0-1の惜敗。ポゼッションは55.5%対44.5%、シュート数は10対4で上回り、悲観する結果ではないという見方もできるだろう。ただ、それはアルゼンチンがベストメンバーだった場合だ。

 今回は国内クラブからの招集拒否もあり、最初に発表された21人も、四苦八苦して作り上げた名簿だった。さらに、そこから故障やコロナの影響で、DFレオナルド・バレルディ(マルセイユ)、DFリサンドロ・マルティネス(アヤックス)、FWエセキエル・ポンセ(スパルタク・モスクワ)ら国外組5人が抜け、代表経験の乏しい選手に入れ替わった。

 もちろん、A代表に定着しているFWラウタロ・マルティネス(インテル)、FWニコラス・ゴンサレス(シュツットガルト)、DFファン・フォイ(ビジャレアル)らは、3月のワールドカップ南米予選は延期となったが招集されていない(コパ・アメリカがあるため、五輪出場の可能性は高くない)。

 今回のメンバーは、いわば「1.5軍」なのだ。
 
 実際、フェルナンド・バティスタ監督は日本戦後、「U-24だけでなく、U-20の選手たちもプレーすることができたのは、非常に大きかった」と驚きのコメントを残している。一つ下の世代まで連れて来たということだろう。もっとも、世界的には無名な国内組中心のメンバーだったからこそ、ひたむきで組織的な守備が機能したという側面もあるかもしれないが……。

 いずれにしても、東京五輪の優勝候補を苦しめたという期待感よりも、危機感の大きいと言わざるを得ない。日本の多くの選手が口にしているように、目指しているのが金メダルなら尚更だ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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