遠藤はもはや欠かせない存在に
さらに、壁のような吉田と冨安の前に立つのが、遠藤である。
ドイツのシュツットガルトでボランチとしてプレーし、今やゲームメイクする役割をも果たしている。遠藤の良さのひとつは、ボールを奪う際の寄せの早さや奪うタイミングが絶妙なところだが、韓国戦でもその良さを見せ、奪ってから素早く前に繋げて好機を演出していた。
初めて組んだ守田とも、遠藤が彼の動きを見ながらポジション取りをしており、気に掛けながらプレーしているのが見て取れた。山根との守備の連携も良好で、チョン・ウヨンが後半から入ってきた時も縦のラインでは山根が見て、中に入ってくると遠藤がマークを見るなど、交代選手への対応もスムーズだった。さらにセットプレーからダメ押しとなる3点目を決めた。遠藤は日本代表において、もはや欠かせない存在であることを韓国戦で改めて証明してくれた。
ドイツのシュツットガルトでボランチとしてプレーし、今やゲームメイクする役割をも果たしている。遠藤の良さのひとつは、ボールを奪う際の寄せの早さや奪うタイミングが絶妙なところだが、韓国戦でもその良さを見せ、奪ってから素早く前に繋げて好機を演出していた。
初めて組んだ守田とも、遠藤が彼の動きを見ながらポジション取りをしており、気に掛けながらプレーしているのが見て取れた。山根との守備の連携も良好で、チョン・ウヨンが後半から入ってきた時も縦のラインでは山根が見て、中に入ってくると遠藤がマークを見るなど、交代選手への対応もスムーズだった。さらにセットプレーからダメ押しとなる3点目を決めた。遠藤は日本代表において、もはや欠かせない存在であることを韓国戦で改めて証明してくれた。
森保一監督にとってはCBとボランチのセンターラインが固まってきたことは非常に心強いだろう。力のあるチームとの戦いでは、センターラインの守備のところがキーポイントになる。ここで持ち堪えて失点を防げば、日本らしい戦いができる。
吉田+冨安+遠藤のユニットがほぼ完ぺきに機能しているので、SBや遠藤の相方のボランチは対戦相手などによって組み替え、それぞれの選手の特徴を生かして起用することができる。
今回、山根を始め、新顔の活躍が目立ったが、それが逆に“トライアングル”の存在の大きさをも認識させてくれた。韓国がもうひとつの状態とはいえ、森保監督にとっては予想以上の取れ高だったのではないだろうか。
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
吉田+冨安+遠藤のユニットがほぼ完ぺきに機能しているので、SBや遠藤の相方のボランチは対戦相手などによって組み替え、それぞれの選手の特徴を生かして起用することができる。
今回、山根を始め、新顔の活躍が目立ったが、それが逆に“トライアングル”の存在の大きさをも認識させてくれた。韓国がもうひとつの状態とはいえ、森保監督にとっては予想以上の取れ高だったのではないだろうか。
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)