チームは開幕5連勝を飾る
一方、4-3-3のシステムにおいて、L・ダミアンとCFの座を争う小林悠の姿からも「こりゃ強いわけだ」と感じられる要素が見て取れる。
L・ダミアンの好調ぶりを受けて、出場機会が限られている小林だが、率先して若手を鼓舞し、チーム力を高めようと行動。アディショナルタイムを含めて5分少々の出場に止まった11節のC大阪戦(先行して3月3日に開催)では、試合後、出場機会が限られた、もしくは訪れなかったメンバーに声をかけながら、ピッチでダッシュメニューを繰り返す姿があった。毎年、リーグ得点王を狙っている男である。悔しさはあるだろう。その想いを抑えながらチームのために行動する姿には頭が下がるのだ。
そして3日後に迎えた3節の仙台戦では、今季初先発を掴むと貫録の2ゴールである。拍手を送りたくなるパフォーマンスであった。
小林の姿は鬼木監督の目にはどう映っているのか。指揮官に話を向ければ目を細める。
「実際にはキャンプで怪我というか、出遅れてしまったところがあったんですが、本当にずっと調子は良かったんです。ただそれと同時に他の選手が調子が良かったというのはあったので、なかなか起用できる機会がなかったんです。ただ、起用すれば結果を出してくれるだろうと信じていました。
普段の練習からもそうでしたし、サブに回った時でもアップが終わってロッカーに戻って来た時に、彼を中心に大きな声でチームを鼓舞する。その姿を見ると、やっぱりチームにエネルギーを与えてくれているなと想いは強かったです。
そして普段やっていることがやっぱりゲームに出るなと。(仙台戦の)得点シーンもそうですけど、本当に悠らしいゴールでした。ただ本人はまだまだ取れると思っているでしょうし、良い競争のなかで、良いエネルギーを与えてくれると思っています。他の選手もそうですが、スタメンでもサブでも結果を残し続ける。それが自分たちのスタイルなのかなと、その先頭を彼が走ってくれていると思います」
L・ダミアンの好調ぶりを受けて、出場機会が限られている小林だが、率先して若手を鼓舞し、チーム力を高めようと行動。アディショナルタイムを含めて5分少々の出場に止まった11節のC大阪戦(先行して3月3日に開催)では、試合後、出場機会が限られた、もしくは訪れなかったメンバーに声をかけながら、ピッチでダッシュメニューを繰り返す姿があった。毎年、リーグ得点王を狙っている男である。悔しさはあるだろう。その想いを抑えながらチームのために行動する姿には頭が下がるのだ。
そして3日後に迎えた3節の仙台戦では、今季初先発を掴むと貫録の2ゴールである。拍手を送りたくなるパフォーマンスであった。
小林の姿は鬼木監督の目にはどう映っているのか。指揮官に話を向ければ目を細める。
「実際にはキャンプで怪我というか、出遅れてしまったところがあったんですが、本当にずっと調子は良かったんです。ただそれと同時に他の選手が調子が良かったというのはあったので、なかなか起用できる機会がなかったんです。ただ、起用すれば結果を出してくれるだろうと信じていました。
普段の練習からもそうでしたし、サブに回った時でもアップが終わってロッカーに戻って来た時に、彼を中心に大きな声でチームを鼓舞する。その姿を見ると、やっぱりチームにエネルギーを与えてくれているなと想いは強かったです。
そして普段やっていることがやっぱりゲームに出るなと。(仙台戦の)得点シーンもそうですけど、本当に悠らしいゴールでした。ただ本人はまだまだ取れると思っているでしょうし、良い競争のなかで、良いエネルギーを与えてくれると思っています。他の選手もそうですが、スタメンでもサブでも結果を残し続ける。それが自分たちのスタイルなのかなと、その先頭を彼が走ってくれていると思います」
ピッチに立つ11人だけでなく、チーム全員で戦う。当たり前のことではあるが、その当たり前を行なうのは実は難しい。それでもレベルの高い競争をチーム力に還元できているのが今の川崎である。
「誰が出ても自分たちらしいものを出してくれる」
鬼木監督も手応えを語る。勝てるチームの神髄が今の川崎にはあるように感じる。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
「誰が出ても自分たちらしいものを出してくれる」
鬼木監督も手応えを語る。勝てるチームの神髄が今の川崎にはあるように感じる。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)