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「4人の主将が誰も役割を果たしていない」失速したバルサの根深い問題点を番記者が糾弾!【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2021年02月24日

「まやかし」と決別しなければ、バルサに未来はない

 もはや一刻の猶予も許されない。昨シーズン、起爆剤として期待してエルネスト・バルベルデを解任し、新たにキケ・セティエンを招聘する監督交代に踏み切ったが、求められているのはもっと抜本的な決断だ。もちろん昨夏ルイス・スアレスを追い出したように、なし崩し的に物事を進めるのは言語道断だ。

 バルサには今なお才気溢れる選手が揃っているが、重要なのはその能力を活かす枠組み作りだ。これまではメッシに適したパートナー探しに躍起になり、それが結果的にそのエースをも混乱させてしまった。全選手にグループの一員としての意識を徹底させ、ファンの誇りを投影できるようなチーム作りに舵を切らなければならない。

 もう何年もの間、バルセロニスモは「バルサは世界一のクラブ」というまやかしの言葉を信じ胡坐をかき続けてきた。しかし過去に縛られている間に、主力が年齢を重ね、世代交代の停滞を招いてしまった。いうなれば、パリSG戦でバルサはカンプ・ノウの下敷きになったのだ。

 その夜、ピケが積極的なコーチングでチームの士気を鼓舞しようとしたが、もはや掛け声だけでどうにかなる相手ではなかった。「まやかし」と決別しなければ、バルサに未来はない。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事を翻訳配信しています。
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