【神戸｜採点・寸評】
GK
22　山本海人　６
守備が崩れた末の２失点は、いずれもやむなし。少なくともふたつの決定機をファインセーブでしのいだ。
 
DF
５　岩波拓也　５
対人には強さを見せたが、ラインを上げそこねて１失点目に関与。クリアミスで２失点目も招いた。
 
16　チョン・ウヨン　5.5
R・シルバのスピードを警戒してラインを下げてしまい、バイタルエリアを使われる一因に。つなぎは無難だった。
 
14　増川隆洋　4.5
裏を取られて先制点を与えただけでなく、R・シルバのスピードに翻弄されて幾度もピンチを招いた。
 
MF
６　高橋峻希　６
「気持ちを切り替えた」後半に大仕事。ＤＦの背後を取ってスルーパスを引き出し、勝点１をもたらす同点弾を決めた。
 
10　森岡亮太　５
後半に持ち直して攻撃のタクトを振るったが、パスミスや守備時のポジショニングが曖昧だった前半の出来が酷過ぎた。
 
24　三原雅俊　5.5
存在感の薄かった前半の出来はともかく、チームにリズムが出てきた後半は、バイタルエリアをケアして新潟の攻撃を潰した。
 
３　相馬崇人　5.5
何度か裏のスペースへ抜け出したが、新潟の川口の素早い寄せに阻まれ、有効なクロスを上げられなかった。
 
FW
18　マルキーニョス　５
巧みにボールを引き出して起点になったものの、判断が遅れて絶好の決定機をフイにする場面も。
 
９　石津大介　５
前線に残ってカウンターを狙ったが、チャンスにつながった場面は皆無。中盤との連動性も欠いていた。
 
13　小川慶治朗　5.5
後半は１トップでプレー。精力的に前線を動いて守備をかく乱し、バイタルエリアにスペースを作った。
 
交代出場
DF
４　北本久仁衛　６
局面での強さを発揮。厳しいアプローチを体現し、チーム全体にアグレッシブな守備の意識を取り戻させた。
 
MF
27　フェフージン　６
カウンター発動時に持ち味を発揮。テクニカルかつスピード溢れるドリブルでゴールに迫った。
 
FW
29　田代容輔　－
ＣＢと駆け引きをして最終ラインを押し下げ、87分にはファウルを誘って好位置でのＦＫを獲得した。
 
監督
ネルシーニョ　6.5
ハーフタイムの修正で試合の主導権を握り返した手腕は見事。アウェーでの勝点１は十分に評価できる。

取材・文：五十嵐創（サッカーダイジェスト編集部）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。