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なぜバルサはシティCBの獲得を見送ったのか? ウンティティが露呈した小さくない“不安”【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2021年02月16日

強化部の訴えむなしく補強が見送られた、もうひとつのポジションが…

 バルサはチーム状態が上向いているが、課題である守備は改善されないままだ。相手が格下だと攻撃力でねじ伏せることができるが、セビージャのような同格か格上のチームだとそうはいかない。ましてやこの日は相手GKボノの攻守の前に攻撃陣が沈黙してしまった。

 それでも守備組織が成熟していればカバーできるが、ただ現状はそこまでのレベルには至っていない。セビージャ戦ではウンティティだけでなく、ボランチのセルヒオ・ブスケッツも、ラインが間延びした状況下での対応の危うさを改めて露呈した。

 選手層の差もセビージャと歴然としていた。相手のジュレン・ロペテギ監督が5枚の交代枠を使い切ったのに対し、ロナルド・クーマン監督は試合終盤に2人を交代させただけだった。チームは現地時間の16日にアウェーに乗り込みパリSGとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド・オブ16第1レグに臨むが、指揮官は再びCBの人選に頭を悩ますことになるだろう。

 4-3-3の導入、さらにそれに伴うペドリとフレンキー・デヨングの成長で、中盤の構成力は随分改善された。しかし問題はゴール前での攻防だ。クーマン監督、そしてセクレタリア・テクニカの訴えむなしく補強が見送られた9番タイプのストライカーと相手に威圧感を与えるCBの不在という大きなハンデを背負ってバルサはCLの再開を迎える。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
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