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関東リーグ2部を戦う2021年の“リアル”南葛SC——岩本義弘GMが明かす衝撃の監督交代と新指揮官に求めたもの

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2021年01月25日

電撃の監督交代劇の舞台裏

昨季、チームを率いた島岡前監督。パスをつないで攻め抜くサッカーを貫き、関東2部昇格に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 宿願の関東リーグ昇格を決めた関東社会人サッカー大会準決勝が行われたのが2020年11月28日。翌29日に決勝が行なわれ優勝。想定外のことが起きたのはその次の日の11月30日だった。

「優勝した翌日の30日に島岡健太監督本人から退任の意向を聞きました。正直、寝耳に水というか、監督が変わることを想定していなかったので誤算でした。素晴らしいシーズンを指揮してくれたのに、ここで辞めるのはもったいない、と翌12月1日の午前中にもう一度話をさせてもらったんです。でも、セレッソ大阪の技術委員長に就任した風間八宏さんの元、ユースの監督とアカデミーの責任者になるということで、島岡さんにとって恩師に当たる風間さんからのオファーは断れないだろう、と。それで説得を断念せざるを得なかったのですが、一方ですぐに後任を決めないと来シーズンのサッカーの方針や補強、既存選手の面談も難しくなる。なので、すぐに動きました」

 監督の後任候補をリストアップしなければならない。そう考えた時、真っ先に頭に思い浮かんだのが、2020年シーズン関東リーグ1部の東京ユナイテッドFCで指揮を執っていた森一哉氏の名前だった。現役時代は川崎フロンターレでプレーし、指導者に転身後は川崎フロンターレのアカデミーでコーチ、監督を務め、2014年からはフロンターレトップチームコーチ、2017年から2019年までは名古屋グランパストップチームのヘッドコーチを務めていた。
「練習試合をした際にあいさつもしましたが、もともとサッカーメディアで仕事をしていた頃から、その存在は存じている方でした。11月に監督を退任されたこともニュースで知っていて。Facebookでつながっていたのですぐに連絡しました」
 希望を伝え、状況を整理。そして監督のオファーに合意してもらったのは島岡監督への説得を断念した当日、12月1日の夜だったという。
 
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