【韓国が見た日本】ハリル新体制の船出を高評価。シュティーリケとの共通点にも言及

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2015年04月07日

新指揮官は、日本の伝統的なサッカーの色彩に果敢にメスを入れた。

韓国にとっても、ハリルホジッチ監督が提唱するスタイルは、日本サッカーの既存のイメージを覆すもののようだ。(C) SOCCER DIGEST

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『ベストイレブン』は、戦術面でもハリルホジッチ効果があるとしている。
「ハリルホジッチは、パスだけ回してもっとも重要な目標であるゴールは忘れてしまう日本サッカー最大の弱点をすでに看破したようだ」としたうえで、ウズベキスタン戦で青山敏弘が決めた先制ゴールと柴崎岳の3点目に着目し、以下のように論じている。
 
「日本はこれまで絶好のカウンターの状況が与えられても、パスを回すことに執着しすぎて、その機会を台無しにしてしまう場合がかなり多かったが、ハリルホジッチのチームは隙あらばゴールを狙う果敢なプレーで得点を生み出した。定石的なプレーから脱皮し、ゴールを奪うことに焦点を合わせて挑戦的に勝負し、得点を生み出すこと。これこそがハリルホジッチ監督が日本の選手たちに強調している部分だ」(『ベストイレブン』)
 
 そして、こうした取り組みが日本サッカーにどんな変化をもたらすか注目すべきだとして記事を結んでいる。
 
「ハリルホジッチ監督は赴任するやいなや、日本の伝統的なサッカーの色彩に果敢にメスを入れた。これが今後、日本にどのような未来を与えてくれるか興味深い。特に韓日戦では過去のスタイルとは異なる日本と戦う可能性が高いという点で、大いに注目される」(『ベストイレブン』)
 
 韓国メディアも感じ取った日本サッカーの変化。ハリルホジッチ監督色が鮮明になればなるほど、韓国もますます興味と関心を高めることだろう。その興味と関心が “脅威”に変わる日は、意外と近いかもしれない。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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