「経験則から考えた工夫は全部やってみようかな」
――そのためには、U-20ワールドカップの経験を糧に、ドリブルでは何か工夫が必要になると思います。
「はい。U-20ワールドカップとベルギー2部リーグのレベルが一緒だとは思いませんが、経験則から考えた工夫は全部やってみようかなと」
――全部? ということは、考えている工夫はたくさんある?
「そうですね。裏への抜け出し方、ドリブルの仕方、シュートなどで、チャレンジしようと思っているプレーはあります」
――では、裏への抜け出し方は、どういうふうに?
「いや、感覚的な部分も大きいので、説明しにくいんです。言語化できるようにならないといけないんですけど……」
――それなら、一番得意なドリブルなら説明できるのでは?
「はい。相手の重心を“タイミングで外して”、その瞬間にグイッと逆を突く。そういうドリブルが、海外では効くのではないかとイメージしています」
――最後にシュート。点を取るために何を工夫しますか?
「これはシュートの工夫というよりも、すみません、ちょっと話が変わるんですけど、カズ(三浦知良)さんからありがたいアドバイスがあって。『チームが木だとすれば、枝ではなくて幹。そういう存在になれれば、自然と二桁得点を取れるようになる』と。なのでチームの軸になれるように意識したい」
――そのためにどんなプレーしていきたいですか?
「ドリブルで局面を打開したり、前線でキープしてタメを作ったり。そうすれば自然とチームの芯となり、多くのチャンスに絡めるようになるかと」
「はい。U-20ワールドカップとベルギー2部リーグのレベルが一緒だとは思いませんが、経験則から考えた工夫は全部やってみようかなと」
――全部? ということは、考えている工夫はたくさんある?
「そうですね。裏への抜け出し方、ドリブルの仕方、シュートなどで、チャレンジしようと思っているプレーはあります」
――では、裏への抜け出し方は、どういうふうに?
「いや、感覚的な部分も大きいので、説明しにくいんです。言語化できるようにならないといけないんですけど……」
――それなら、一番得意なドリブルなら説明できるのでは?
「はい。相手の重心を“タイミングで外して”、その瞬間にグイッと逆を突く。そういうドリブルが、海外では効くのではないかとイメージしています」
――最後にシュート。点を取るために何を工夫しますか?
「これはシュートの工夫というよりも、すみません、ちょっと話が変わるんですけど、カズ(三浦知良)さんからありがたいアドバイスがあって。『チームが木だとすれば、枝ではなくて幹。そういう存在になれれば、自然と二桁得点を取れるようになる』と。なのでチームの軸になれるように意識したい」
――そのためにどんなプレーしていきたいですか?
「ドリブルで局面を打開したり、前線でキープしてタメを作ったり。そうすれば自然とチームの芯となり、多くのチャンスに絡めるようになるかと」
――ちなみにロンメルの試合は見ましたか?
「はい。僕が見た試合のシステムは4-2-3-1でパスサッカーをするイメージでした」
――どのポジションで勝負したいですか?
「やっぱりFWですね。そのために、先ほど話したドリブルや前線でのキープで、どんどんアピールしていきます。自信はありますよ」
――その自信はどこから?
「ユース時代は1トップをやっていて、結構ワンタッチゴールとかも決めていたんです。もちろんレベルは異なりますけど、システムの観点では、4-2-3-1のCFで活躍できる良いイメージは湧いています」
――ロンメルで活躍した先の目標はステップアップ。同世代だと最近の好例は、マジョルカからビジャレアルへ移籍した久保建英選手でしょう。彼のマジョルカ時代のプレーに、強豪から引き抜かれるためのヒントがあるとすれば、それはなんだと思いますか?
「それこそチームの幹になっていたところ。それがビジャレアル移籍を勝ち取った要因だと思います。ドリブルで相手をかわして、ラストパスも出せる。建英にパスを出しておけば、『仕掛けて敵を剥がしてくれるだろう』という安心感が、チームメイトにも伝わっていた印象があります」
――それでは最後に、今後の目標と意気込みをお願いします。
「まずは3年後の22歳までにA代表に入って、5年後の24歳までにはチャンピオンズリーグに出ていたいです。そして最終的にはチャンピオンズリーグ決勝で点を取る。その目標を達成するために、自分の軸や信念をブレないようにしたまま、海外でも楽しんでやっていきたいと思います!」
<了>
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
―――――――――――◆―――――――――◆――――――――――――
<前編はこちら>
<中編はこちら>
PROFILE
斉藤光毅(横浜FC)
さいとう・こうき/2001年8月10日生まれ、170センチ・61キロ。U-19代表にも選ばれている将来有望な若手FW。今季、J1では29試合で3得点を決めている。11月11日には、今季終了後にベルギー2部のロンメルへ完全移籍することを発表した。