【U-22日本代表】初戦はベンチスタートが濃厚も南野拓実の台頭が待ち遠しい

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年03月26日

守備戦術も理解。周囲との連係面も「問題ない」。

所属クラブとの関係で2戦限定の招集となった南野。指揮官をはじめ、周囲もその能力の高さには一目置いている。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 欧州に活躍の舞台を移し、確実に成長している南野の活躍には注目が集まる。手倉森ジャパンの立ち上げ当初の昨年3月、U-19代表の一員としてU-21代表(当時)との練習試合では、南野は1ゴールを決めている。
 
 遠藤航は「攻撃に関しては、ボールをどう動かすとか、コミュニケーションを取りながらやっていた。そこはやっぱり上手いというか、考えながらプレーしていると感じました」と、その試合での南野のパフォーマンスを振り返っている。
 
 手倉森監督も早い段階から南野を高く評価していた。
「彼がどういうプレーをするのか、期待しながらこのゲーム(昨年3月の練習試合)を迎えた。点を取った時は、やっぱり取ったか、と。序盤は(チームが)劣勢に立たされていても、彼は虎視眈々とチャンスを狙っていて、怖い選手だと思いながら見ていた」
 
 指揮官からすれば、3試合すべてでの起用が考えられないのは歯痒いはずだが、南野は与えられたチャンスを最大限に活かすつもりでいるし、周囲との連係に関しても自信を示している。
 
「前から知っているメンバーも多いですし、お互いの特徴を理解し合っている部分はある。試合になってみないと分からないところはありますが、問題ないかなと思います」
 
 手倉森ジャパンのサッカーの印象については、
「守備では、行くところと行かないところがきっちりしている。チーム(ザルツブルク)とはまた違うやり方ですが、しっかり頭に入っています。攻撃では、相手の間を狙うパスとかをけっこうやっているので、そういう面を出していきたいです」
と語る。もちろん、ゴールやアシストといった結果で存在をアピールするつもりでいるのは言わずもがなだ。
 
 若きエース候補が、この予選でどれだけ台頭してくるのか楽しみだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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