• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】点が取れないのはシステムや連係のせい? いや、日本に質の高い選手がいないだけ

【セルジオ越後】点が取れないのはシステムや連係のせい? いや、日本に質の高い選手がいないだけ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月14日

どんなシステムや選手を使っても1試合に1点取れるか取れないかじゃ、選手の質が問題というほかない

南野のPKゲットにつながるパスを供給した久保。随所に個人技の高さを見せたが、ゴールは奪えず。写真:龍フェルケル

画像を見る

 でも決定力の低さはいまに始まったことじゃない。こんなことは、この何年、いや何十年と言われ続けてきたことで、アジア以外の国際舞台で点が取れていないのは継続的な課題だ。だから本来、日本サッカーは点が取れる選手を生み出せる育成をしてこなければならなかったけど、そこへのアプローチがまだまだ十分じゃないということだ。

 これまで常々言ってきた事だけど、Jクラブの下部組織ができて、優秀な人材がそっちへ流れていったけど、果たしてそれで全体の競争力が上がったのかも疑問だ。いまだに代表には高校の部活上がりの選手も一定数がいるし、そういう現状を見ると、高校時代に激しい競争の中で揉まれてきた選手は昔より少なくなっているのは明らかだよ。だってJクラブの選手は日常的に高校の大会には出られないからね。こうした登録制度の問題も僕はずっと言い続けてきたよ。

 森保監督は、10月遠征の時から3バック、4バックとシステムを試したり、なるべくいろんな選手を見て、いろんな組み合わせを試したいという趣旨の発言をしてきたけど、真の問題はそこじゃないんだ。はっきり言って、選手の質だよ。どんな選手を使っても、どんなシステムを採用しても、1試合に1点取れるか取れないかじゃ、選手の質の問題というほかない。試合後のコメントがはっきりしない森保監督も、そう言えばいいんじゃないのかな。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【代表PHOTO】日本1-0パナマ|自ら獲得したPKを南野が突き刺す!
【関連記事】
【パナマ戦|動画&記事一覧】解説:セルジオ越後、金田喜稔、採点&寸評、プレー分析、各国メディアの評価、PHOTOギャラリーetc.
金田喜稔がパナマ戦を斬る!「機能不全のチームを6番が一人で変えた。久保よりも断然ワクワクさせてくれたのが…」
パナマ戦で遠藤航が残したデータが凄い! 後半45分間のみの出場ながら、全選手中のトップに立つ数値も
「日本人の猛攻撃だ」苦しみながらも勝ち切った森保ジャパンをパナマ・メディアが絶賛!「とくにミナミノは…」
「偉大な選手たちが揃っている」パナマ指揮官が見た日本代表。特にクオリティの高さを感じたのは…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ