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「何度か喧嘩をした」五輪世代・板倉滉はいかにしてフローニンヘンの“守備の柱”になりえたのか?「内心、少し怖かった…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2020年11月02日

板倉が理想とするボランチは?

東京五輪世代の板倉。本職はボランチながらCBとして評価を上げている。 (C) Getty Images

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 練習中に喧嘩をしたある日、デニー・バイス監督が板倉のことを呼んで「ナイスだ、滉!」と言ってきた。「本気でやってるんだぞ」という姿勢を、やっと監督から認めてもらえたと感じた瞬間だった。

 翌シーズンの夏合宿から板倉はレギュラーとみなされ、2019年末までフル出場を果たした。20年に入ってから不可解なベンチ暮らしを経験したが、3月に実戦に復帰して今に至っている。

「あの半年間は今の自分の自信になってます。そこは僕の良さと言っていいんじゃないでしょうか。今はもう慣れましたけれど、あのときはまだ喋れなかったし、孤独なんですよ。そういうのを経験しましたから、『ヨーロッパに来ている選手は戦ってるな』と思います。それはやっぱり日本では感じることが出来ないこと。今、僕は試合に出させてもらっている。それは良いことだと感じてます」

 思い描く理想像はヤヤ・トゥーレのようなゴールを奪えるボランチだ。

「でも今はセンターバックなので、『理想像はこの選手』というのはないですけど、セルヒオ・ラモスのような存在感を出していきたいです。そのためにも、やることがいっぱいあります」

 最後に「チームでも日本代表でも、監督から『やれ』と言われたポジションで波がないように、自信を持ってプレーするのが今の自分の課題です」と、板倉はプレーすることへの“飢え”を表わしていた。

取材・文●中田徹
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