板倉が理想とするボランチは?
練習中に喧嘩をしたある日、デニー・バイス監督が板倉のことを呼んで「ナイスだ、滉!」と言ってきた。「本気でやってるんだぞ」という姿勢を、やっと監督から認めてもらえたと感じた瞬間だった。
翌シーズンの夏合宿から板倉はレギュラーとみなされ、2019年末までフル出場を果たした。20年に入ってから不可解なベンチ暮らしを経験したが、3月に実戦に復帰して今に至っている。
「あの半年間は今の自分の自信になってます。そこは僕の良さと言っていいんじゃないでしょうか。今はもう慣れましたけれど、あのときはまだ喋れなかったし、孤独なんですよ。そういうのを経験しましたから、『ヨーロッパに来ている選手は戦ってるな』と思います。それはやっぱり日本では感じることが出来ないこと。今、僕は試合に出させてもらっている。それは良いことだと感じてます」
思い描く理想像はヤヤ・トゥーレのようなゴールを奪えるボランチだ。
「でも今はセンターバックなので、『理想像はこの選手』というのはないですけど、セルヒオ・ラモスのような存在感を出していきたいです。そのためにも、やることがいっぱいあります」
最後に「チームでも日本代表でも、監督から『やれ』と言われたポジションで波がないように、自信を持ってプレーするのが今の自分の課題です」と、板倉はプレーすることへの“飢え”を表わしていた。
取材・文●中田徹
翌シーズンの夏合宿から板倉はレギュラーとみなされ、2019年末までフル出場を果たした。20年に入ってから不可解なベンチ暮らしを経験したが、3月に実戦に復帰して今に至っている。
「あの半年間は今の自分の自信になってます。そこは僕の良さと言っていいんじゃないでしょうか。今はもう慣れましたけれど、あのときはまだ喋れなかったし、孤独なんですよ。そういうのを経験しましたから、『ヨーロッパに来ている選手は戦ってるな』と思います。それはやっぱり日本では感じることが出来ないこと。今、僕は試合に出させてもらっている。それは良いことだと感じてます」
思い描く理想像はヤヤ・トゥーレのようなゴールを奪えるボランチだ。
「でも今はセンターバックなので、『理想像はこの選手』というのはないですけど、セルヒオ・ラモスのような存在感を出していきたいです。そのためにも、やることがいっぱいあります」
最後に「チームでも日本代表でも、監督から『やれ』と言われたポジションで波がないように、自信を持ってプレーするのが今の自分の課題です」と、板倉はプレーすることへの“飢え”を表わしていた。
取材・文●中田徹