「日本のマスコミは余り興味を示さなかった」
そして、話は日本の女子サッカーの発展についても及んだ。2011年にワールドカップで優勝したなでしこジャパンだが、永里は「当時は日本のマスコミは準々決勝まで余り興味を示さなかった」と振り返っている。
「来年からは女子のプロリーグが始まるけれど、5~10年の間で成功しなければ難しい。女子サッカーは国際大会で長い間タイトルから遠ざかっていて、国内の関心は薄れて、メディアもまた興味を失っている。でも代表チームは若く、時間が必要になはず。もっと注目を集める国際的なプレーヤーが日本に来てプレーして欲しいし、それが必要だと思う」
「来年からは女子のプロリーグが始まるけれど、5~10年の間で成功しなければ難しい。女子サッカーは国際大会で長い間タイトルから遠ざかっていて、国内の関心は薄れて、メディアもまた興味を失っている。でも代表チームは若く、時間が必要になはず。もっと注目を集める国際的なプレーヤーが日本に来てプレーして欲しいし、それが必要だと思う」
そして、米女子代表ミーガン・ラピノーに大きな影響を受けたという永里は、日本で戦う女子プレーヤーたちには「もっと声をあげよう」と促した。
「声をあげるのが怖いと感じている人がいる。でも、声をあげてほしい。できればそれがしやすくなるような、支えられていると感じられるような環境にしていきたい。それさえうまくいけば、他人から否定的な反応を受けても落胆せず、同志に力を与えられたと感じることができるはず」
なでしこジャパンのレジェンドは、男子社会人リーグのピッチに立ち、ひとつ夢を叶えた。「Jリーグでプレーする初の女性プレーヤーになること」と掲げた目標も、あながち夢物語ではないのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【写真】永里は男子リーグでデビュー! 歴史的な日を迎えた頼もしい背中はこちら
「声をあげるのが怖いと感じている人がいる。でも、声をあげてほしい。できればそれがしやすくなるような、支えられていると感じられるような環境にしていきたい。それさえうまくいけば、他人から否定的な反応を受けても落胆せず、同志に力を与えられたと感じることができるはず」
なでしこジャパンのレジェンドは、男子社会人リーグのピッチに立ち、ひとつ夢を叶えた。「Jリーグでプレーする初の女性プレーヤーになること」と掲げた目標も、あながち夢物語ではないのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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