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天性のストライカー興梠慎三の凄み…大久保嘉人、佐藤寿人、西川周作らの言葉から読み解く

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年09月10日

興梠が「エース」と憧れていたのが…

鹿島で共闘したマルキーニョス(左)。偉大なブラジル人ストライカーの記録まであと2点に迫る。(C)SOCCER DIGEST

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 クラブ通算100点目となった7月の仙台戦でのゴールが、興梠自身のJ1通算149点目だった。それから約2か月、待ちに待ったメモリアルゴールだった。

 今季はゲームメイクの役割を担う試合も多いせいでゴールから離れたポジションでのプレーを余儀なくされ、また7節の横浜FC戦で負った腰の怪我にも悩まされた。それでも焦りはなかったという。

「僕ももう16年プロ生活をやっていますが、やっぱりFWはゴールが取れない時期もあるし、取れるときは『なんでこんなものが入ってしまうんだろう』という時もある。そういう経験をたくさんしているので、個人的にも『なかなか取れないのかな』とずっと思っていましたが、慌てることなくやればいつかは取れると思っていました。

 怪我で離脱した時期もありますし、復帰してからもなかなか点を取れずに苦しかったですが、いずれチャンスは来るだろうと思っていましたし、慌てずにやることが大切だと心掛けていました」

 浦和以前に在籍していた鹿島では数々のタイトル獲得に貢献しながらも、点がなかなか取れない時期やレギュラー落ちも経験した。だからこそ、いつも平静でいるメンタリティが培われたのだろう。
 
 様々なFWとともにプレーしてきた経験も大きかったはずだ。プロキャリアの中で興梠が「エース」と憧れていたのがマルキーニョスだった。

 ある取材で興梠は言っていた。

「いろいろな外国人選手を見てきました。みんな衝撃的だったけど、やっぱりマルキは凄かった。まさにエースって感じ。大事なところで点を取ってくれるし、スーパーシュートが多かったイメージがある」

 興梠が尊敬してやまないブラジル人ストライカーの記録(152点)はすぐ目の前に迫る。

「僕が尊敬しているマルキーニョスを超えるにはあと3点。それはもちろん今シーズンの自分の目標として達成したいです」

 どこまで記録を伸ばすのか。今後もこの天性のストライカーから目が離せない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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