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昇降格なしでも『前橋育英のプライド』は変わらない! 異例のプリンスリーグで名門が開幕戦に快勝!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年09月08日

「個人的には昇降格がなくても『前橋育英のプライド』は変わらない。勝利を貪欲に求めたい」

プロ注目のボランチ櫻井。チームの司令塔として存在感を放った。写真:安藤隆人

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「本来ならば勝点3を絶対に取らないといけないというプレッシャーも少ない分、思い切ったトライができる。今回も3バックを確認したいと思ってスタートから採用しましたし、1年生の根津など実戦を通じて経験を積ませることもできる。今後も積極的にこのリーグ戦を戦っていきたいと思っています」

 試合後、山田監督がこう語ったように、新型コロナウイルス感染症拡大の関係で例年とは異なるプリンス関東となったが、それをプラスに変えるべく、モチベートと工夫をしながらチーム力と個の力を引き上げるための大会と位置付けている。

 10番を背負う中村は「監督だけでなく、全員がいろんなことにチャレンジしていかないと、このリーグ戦を開催してもらった意味がなくなってしまう。今日は3バックが早く終わってしまったけど、すぐに4枚で対応できたのも1つのチャレンジでした。個人的には昇降格がなくても『前橋育英のプライド』は変わらない。勝利を貪欲に求めたい」と、山田監督の想いを全員が共有している。

 さらに1、2年生は試合出場を掴むチャンスであるが、3年生にとっては下級生の追い上げをもろに受ける危機感が大きい。中村はこう続ける。「誰にでもチャンスがある状況ですし、監督からも『どんどんメンバーを入れ替える』と言われているように、中途半端なプレーをして結果を残せないと試合に出られなくなる。この危機感を自分の成長、チームの競争の激化につなげていきたいと思います」。

 チーム全員がチャレンジャー精神を持って、短期決戦の一戦も無駄にせずに戦い抜く。開幕戦を勝利で飾った前橋育英は、一人ひとりが自身の成長を期してイレギュラーなシーズンのスタートを切った。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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