「すぐにプロでやれる」浦和内定の高校No.1CBに青森山田指揮官もお墨付き!それでも藤原優大が表情を曇らせたワケ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月02日

「本当に凄いレベルの選手になってきたと感じている」

青森山田のキャプテンを務める藤原。来季の浦和加入内定がすでに発表されている。写真:松尾祐希

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 スコアは13−1。青森山田は再開後の公式戦初戦を最高の形で終えた。だが、キャプテンのDF藤原優大(3年)は納得のいかない表情でピッチを見つめていた。

 8月30日にスーパープリンスリーグ東北の第1節が行なわれ、青森山田はブラウブリッツ秋田U-18と対戦。MF松木玖生(2年)と安斎颯馬(3年)のハットトリックなどで13点を奪い、開幕戦をモノにした。

 試合後、藤原は「前線の選手が頑張ってくれました。クオリティは練習するたびに上がっていて、得点力に感謝しています」と躍動した攻撃陣を賞賛。様々なパターンでゴールを重ねたアタッカー陣に頭を下げた。しかし、自身のプレーぶりに関して尋ねられると、口ぶりが一変する。

「ひとつのミスで失点してしまうと、勝ったとしても心残り。キャプテンとしてまだまだです」

 失点はPKによるひとつだけ。決して責められるような出来ではなく、むしろ試合を通じてのパフォーマンスは高かった。空中戦の強さ、左右の足から繰り出すフィード、1対1の対応。「歴代のCBと比べても藤原は良い。右足と左足の精度、キック力もスピードもあって、ヘディングも強いし、足もとでボールもコントロールできる。できないことがない。ウィークポイントを克服してきたから、本当に凄いレベルの選手になってきたと感じるし、すぐにプロでやれる」と黒田剛監督が話すように、どれを取ってもハイレベルだったのは間違いない。

 何故、藤原は納得せず、試合後はグラウンドに残って失点シーンを振り返っていたのか。答えはPKを与えたプレーにある。

 問題の場面は試合終了間際の84分。敵陣でのCKからカウンターを仕掛けられると、MF安藤功記(1年)に独走を許す。チームメイトの対応が遅れ、懸命に戻った藤原はカバーに入った。GK韮崎廉(3年)とともにシュートコースを切っていただけに、ファウルで止めなくても失点は防げた可能性がある。しかし、藤原は相手を倒してPKを与えてしまう。このプレーが許せなかったのだ。
「仲間のミスを自分が対応したけど、カバーをしてボールを取り切るまでがカバーリング。そこで次のプレーに繋げるのがキャプテンだと思う。やっぱり、PKを与えてしまったので、キャプテンとしてはまだまだ甘い」

 たったひとつのファウル。自分を責めたのには理由がある。去年のプレミアリーグEAST15節・尚志戦で同様の経験があったからだ。
 
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