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昇降格なしでも『前橋育英のプライド』は変わらない! 異例のプリンスリーグで名門が開幕戦に快勝!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年09月08日

「昇格も降格もないので、選手権に向けていろいろ試せる」

プリンスリーグ関東開幕戦で矢板中央に勝利を収めた前橋育英。幸先のいいスタートを切った。写真:安藤隆人

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 ついに開幕したプリンスリーグ関東。プレミアリーグとプリンスリーグが融合し、スーパープリンスリーグとなった地域もあるが、関東は変更なく10チームによるリーグ戦が行なわれる。だが、関東も1巡のみの9試合で、昇降格はなし。この特別なレギュレーションをどう活用するのかが、今年のリーグ戦の注目ポイントでもあったが、前橋育英は狙いを持って開幕戦に挑んだ。

「昇格も降格もないので、選手権に向けていろいろ試せる」と山田耕介監督が語ったように、矢板中央をホーム・前橋育英高崎グラウンドに迎えた前橋育英は、いつもの4-4-2ではなく、3-4-2-1システムを採用。守備の要である大野篤生を中心に最終ラインを3枚にし、その前にプロ注目の櫻井辰徳と1年生の根津元輝のダブルボランチコンビを置き、矢板中央の縦に速いサッカーに対して中央をしっかりと固め、セカンドボール回収からの得意のパスワークで相手を崩す狙いを持った。

 開始早々の2分にCKからDF小出勇翔にヘッドで合わされ、先制点を献上するも、すぐ反撃に転ずる。16分、中央でボールを受けた櫻井からの縦パスにFW中村草太が抜け出してシュート。右ポストに当たったこぼれを右ウイングバックの岡本一真が押し込んで、同点に追いついた。

 しかし、22分に大野が負傷退場をすると、「3バックを続けたかったが、4バックに戻さざるを得なかった」(山田監督)と、稲村隼翔と徳永崇人の2CB、相川陽葵と岡本を両サイドバックにした4-4-2にシステムチェンジ。それでも櫻井と根津のキープ力と展開力をベースにゲームの主導権を握ると、大野に代わって投入されたFW鈴木雄太と中村の2トップがスピードと動き出しのうまさを駆使して、前線を活性化する。

 29分に右サイドを突破したMF新井悠太のクロスがオウンゴールを誘発し、34分には中村が左サイドをドリブル突破した折り返しを鈴木が決めて、リードを2点に広げた。

 後半、49分に1点を返されるが、直後に鈴木が加点して4-2にすると、負傷明けの熊倉弘達らを投入し、矢板中央の最後の猛攻を凌ぎ切って、初戦を白星で飾った。
 
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