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名門・流経大柏のキャプテン藤井海和がコロナ禍の異例事態に屈せずプロ入りへ決意!「選手権に懸ける想いは強い」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月08日

本来のポジションではないCBでの起用も難なくこなし、無失点試合に貢献

レギュレーションを変更して行なわれる今季のプレミアリーグ開幕戦で、流経大柏は横浜FCユースと0-0で引き分けた。写真:松尾祐希

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 2度の開幕延期とレギュレーション変更を経て迎えた9月6日のU-18高円宮杯プレミアリーグ関東の開幕戦。横浜FCユース戦にキャプテンマークを巻いて先発出場を果たすと、今までの鬱憤を晴らすようなプレーで存在感を発揮する。

 チーム事情でCBを任された中で、鋭い読みと球際の強さで相手の前に立ちはだかった。また、開始早々に守備がハマらないと判断すると、榎本雅大監督にシステムの変更を要求。軌道修正を図り、守備の安定に一役買った。瞬時に状況を見極める力と自主性。主将としてチームに落ち着きをもたらし、0−0のドローとなった中でも自らの役割を全うした。

「久しぶりの公式戦で緊張感を味わいました。改めてプレーできるありがたみ、サッカーができる楽しさや喜びを感じ、本当に良かったです」

 リスタートを切った藤井はリーグ戦と選手権でプロ入りを勝ち取れるか。大学の選択肢も捨ててはいないが、現状ではギリギリまで可能性を模索するつもりだ。

 榎本監督が「CBが怪我でいないので本職ではないポジションで使っています。ただ、藤井が1つ前で仕事をさせれば、フィニッシュワークのところまで関われる。そうすることが彼の将来につながるけど、今はチームが勝つために納得してもらっている」と言うように、今は希望するポジションで起用されていない。しかし、不満はない。与えられた場所でアピールを続けることでしか、プロ入りを掴み取れないのを理解しているからだ。藤井は異例のシーズンを全力で戦い、自分の未来を切り開く。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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