東京23区内初のサッカー専用スタジアムを!!
岩本GMが動き出してから2年半を要し、スタジアム建設に関する調査資料の作成にまで漕ぎつけた。ただ、首都・東京の23区内にサッカースタジアムを建設するのは生半可なことではない。実際、まだそういったスタジアムはひとつとして存在してない。
「8月にJFLの東京武蔵野シティFCさんが百年構想クラブから脱退しました。昨シーズン4位で、もう少しでJ3に昇格できそうだったのに、です。これが衝撃的で。我々のはるか上にいるクラブで、Jリーグ入り目前という夢のポジションにいたのに脱退されてしまった。様々な理由があったとは思いますが、一番はスタジアムやクラブハウスなどハードの問題だったのではないでしょうか。東京23区内にサッカー専用スタジアムはない。噂レベルで話は出てもオフィシャルのレベルにはなっていない。そういう意味では、東京の中では我々の話が最も進んでいるとは思いますが、難しいですよね」
特に土地の問題。これは自治体の協力なしには実現できない問題だ。
「土地の問題などは葛飾区の協力が必須です。細かな話をすると、自前でスタジアムを持ったらとんでもない固定資産税がかかる。土地の面では協力いただき、税制優遇も考えてもらわないといけません。そのうえで建設費が100億円レベルでかかる。それを自分たちで集める手段を考えなければなりません」
3月に区へ提出した調査資料によると、葛飾区の人口が46万5000人(2020年8月1日時点)。近隣の城東5区の人口が約200万人。これだけの人口なら、2万人規模のスタジアム建設が可能との試算が出た。一気にJ1参入基準のスタジアム建設ができてしまうのは嬉しい誤算だが、それだけ建設費もかさむ。
「ただ、南葛SCはそれだけのお金を集められる魅力のあるクラブだと考えています」
Jクラブ入りに向け、スタジアム問題をはじめ、どれも一筋縄ではいかない課題ばかりだが、南葛SCは着実に歩を進めている。なぜかといえば、葛飾区が全面的に協力してくれているからだ。自治体の協力なしにJクラブ入りが考えられない中で、葛飾区との関係性は大きな支えとなる。では、なぜ葛飾区は積極的な支援を行なっているのか。
「我々うんぬんの力ではなく『キャプテン翼』と葛飾区のつながりが大きいです。2021年で連載開始から40年を迎える『キャプテン翼』ですが、高橋陽一先生はずっと葛飾区で生活してきて、ここ10~15年は葛飾区のイベントに参加してきました。葛飾区もスポーツの街、サッカーの街を掲げて他の区に先駆けて環境を整備してきました。いま、葛飾区には人工芝のサッカーのフルピッチが4面ありますが、これはなかなかできることではありません」
「8月にJFLの東京武蔵野シティFCさんが百年構想クラブから脱退しました。昨シーズン4位で、もう少しでJ3に昇格できそうだったのに、です。これが衝撃的で。我々のはるか上にいるクラブで、Jリーグ入り目前という夢のポジションにいたのに脱退されてしまった。様々な理由があったとは思いますが、一番はスタジアムやクラブハウスなどハードの問題だったのではないでしょうか。東京23区内にサッカー専用スタジアムはない。噂レベルで話は出てもオフィシャルのレベルにはなっていない。そういう意味では、東京の中では我々の話が最も進んでいるとは思いますが、難しいですよね」
特に土地の問題。これは自治体の協力なしには実現できない問題だ。
「土地の問題などは葛飾区の協力が必須です。細かな話をすると、自前でスタジアムを持ったらとんでもない固定資産税がかかる。土地の面では協力いただき、税制優遇も考えてもらわないといけません。そのうえで建設費が100億円レベルでかかる。それを自分たちで集める手段を考えなければなりません」
3月に区へ提出した調査資料によると、葛飾区の人口が46万5000人(2020年8月1日時点)。近隣の城東5区の人口が約200万人。これだけの人口なら、2万人規模のスタジアム建設が可能との試算が出た。一気にJ1参入基準のスタジアム建設ができてしまうのは嬉しい誤算だが、それだけ建設費もかさむ。
「ただ、南葛SCはそれだけのお金を集められる魅力のあるクラブだと考えています」
Jクラブ入りに向け、スタジアム問題をはじめ、どれも一筋縄ではいかない課題ばかりだが、南葛SCは着実に歩を進めている。なぜかといえば、葛飾区が全面的に協力してくれているからだ。自治体の協力なしにJクラブ入りが考えられない中で、葛飾区との関係性は大きな支えとなる。では、なぜ葛飾区は積極的な支援を行なっているのか。
「我々うんぬんの力ではなく『キャプテン翼』と葛飾区のつながりが大きいです。2021年で連載開始から40年を迎える『キャプテン翼』ですが、高橋陽一先生はずっと葛飾区で生活してきて、ここ10~15年は葛飾区のイベントに参加してきました。葛飾区もスポーツの街、サッカーの街を掲げて他の区に先駆けて環境を整備してきました。いま、葛飾区には人工芝のサッカーのフルピッチが4面ありますが、これはなかなかできることではありません」