久保建英を指導するエメリなど“光秀型”の指揮官とは?
アーセナルで散々だったウナイ・エメリは、光秀型と言えるかもしれない。実直な性格で、頭は切れるし、実行力もある。事実、セビージャでは、ヨーロッパリーグ3連覇を成し遂げた。しかし、パリ・サンジェルマン、アーセナルのようなビッグクラブでは、スター選手ぞろいのチームを統率するのに苦しんだ。
久保建英を擁するビジャレアルでは、どのような采配を振るだろうか。
ヘンク・テン・カテ、アンドレ・ヴィラス・ボアスの二人も、同じ光秀型かもしれない。才気煥発だが、廉直とも言える性格。参謀としては、それぞれフランク・ライカールト、ジョゼ・モウリーニョを補佐し、最高の仕事をやってのけた。監督としても、中堅クラブでは明晰な采配で目覚ましい功績を残す。にもかかわらず、ビッグクラブでは最後は批判にまみれ、”短命”に終わっている。
リーダーシップは、1種類ではない。
文●小宮良之
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
久保建英を擁するビジャレアルでは、どのような采配を振るだろうか。
ヘンク・テン・カテ、アンドレ・ヴィラス・ボアスの二人も、同じ光秀型かもしれない。才気煥発だが、廉直とも言える性格。参謀としては、それぞれフランク・ライカールト、ジョゼ・モウリーニョを補佐し、最高の仕事をやってのけた。監督としても、中堅クラブでは明晰な采配で目覚ましい功績を残す。にもかかわらず、ビッグクラブでは最後は批判にまみれ、”短命”に終わっている。
リーダーシップは、1種類ではない。
文●小宮良之
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。