MVPを獲得したキャプテン山本が体験した青森山田高Aチームでの練習
青森山田の奮闘ぶりは個人賞にも現われ、同校が各賞を独占。MVPはチームの優勝に貢献したキャプテンのCB山本虎(3年)、得点王は4得点の荒木竜(3年)、佐藤大心(3年)、ベストGKには鈴木将永(3年)が選ばれた。
とりわけ、今大会で目立っていたのはMVPを獲得した山本だ。昨年のナショナルトレセンに選ばれた逸材は182cmのサイズを生かしたプレーで存在感を発揮。空中戦ではほぼ競り勝ち、地上戦ではフィジカルの強さを生かした守りで相手に仕事をさせなかった。また、足もとの技術も水準以上。右足だけではなく、利き足ではない左足でも高精度のフィードを見せ、攻撃の出発点として違いを見せた。
入学当初から将来性を高く評価されていた山本。1年次からトップチームでプレーしていたが、主軸として際立つプレーを見せるようになったのは最終学年を迎えてからだ。5月に3週間ほど高校生のAチームでトレーニングに参加。浦和レッズに入団が内定した藤原優大(高3)やU-17日本代表の松木玖生(高2)らと同じ時間を過ごし、成長のきっかけを掴んだ。本人は飛び級での体験談をこう振り返る。
「練習の雰囲気や練習の強度が中学生とは全然違いました。玖生さんはしっかりプレーしていない選手がいれば、その人を鼓舞して修正させていましたし、優大さんはプレーの質が高く、学ぶことがたくさんありました。特に同じポジションの優大さんはCBとして全ての能力を持っていて、的確なポジションを取りながらチームメイトも動かせます。そして、ヘディングも絶対に負けないんです。チームの中心を担う選手の在り方を教えてもらいました」
山本の成長は上田監督も認めている。
「彼は高校で活躍するのはもちろんですが、日の丸を背負って戦える選手になってほしい。その中で藤原や松木と一緒にプレーした経験は、チームへ戻ってきた時に現われていました。キャプテンとしてどうすべきか、藤原のリーダーシップ、松木の振る舞いなどを知り、その後の行動やプレーに違いが生まれました」
とりわけ、今大会で目立っていたのはMVPを獲得した山本だ。昨年のナショナルトレセンに選ばれた逸材は182cmのサイズを生かしたプレーで存在感を発揮。空中戦ではほぼ競り勝ち、地上戦ではフィジカルの強さを生かした守りで相手に仕事をさせなかった。また、足もとの技術も水準以上。右足だけではなく、利き足ではない左足でも高精度のフィードを見せ、攻撃の出発点として違いを見せた。
入学当初から将来性を高く評価されていた山本。1年次からトップチームでプレーしていたが、主軸として際立つプレーを見せるようになったのは最終学年を迎えてからだ。5月に3週間ほど高校生のAチームでトレーニングに参加。浦和レッズに入団が内定した藤原優大(高3)やU-17日本代表の松木玖生(高2)らと同じ時間を過ごし、成長のきっかけを掴んだ。本人は飛び級での体験談をこう振り返る。
「練習の雰囲気や練習の強度が中学生とは全然違いました。玖生さんはしっかりプレーしていない選手がいれば、その人を鼓舞して修正させていましたし、優大さんはプレーの質が高く、学ぶことがたくさんありました。特に同じポジションの優大さんはCBとして全ての能力を持っていて、的確なポジションを取りながらチームメイトも動かせます。そして、ヘディングも絶対に負けないんです。チームの中心を担う選手の在り方を教えてもらいました」
山本の成長は上田監督も認めている。
「彼は高校で活躍するのはもちろんですが、日の丸を背負って戦える選手になってほしい。その中で藤原や松木と一緒にプレーした経験は、チームへ戻ってきた時に現われていました。キャプテンとしてどうすべきか、藤原のリーダーシップ、松木の振る舞いなどを知り、その後の行動やプレーに違いが生まれました」