「何でもできるストライカーになっていきたい」
自粛期間は自分自身と向き合ったことで、プレー面での意識変化が生まれた。
「春までは裏に抜け出したり、ポストプレーを意識していたのですが、いろんなストライカーの動画を見ている内に、他のプレーも磨いて、もっと『何でもできる選手』になりたいと思うようになりました。僕はスピードがあるので、パスが動く中でボールを受けて叩いて動き直すとか、収めて展開するとか、バリエーションを増やしている最中です」
考え方の変化、積極的な取り組みの姿勢が、まさにこの大一番に出た。彼には関東の大学からのオファーは来ているが、「せっかくのチャンスですし、可能性を広げたかった」と想いを強く持ってこのトライアウトに臨んでいた。その精神面と技術面が重なったハットトリックであった。
「今、自分のプレーが良くなっている手応えがあります。今日のゴールはどれも外す動きがハマりましたし、DFの死角に入ることを意識し続けました。どれもラストパスが来たときに『来た!』と冷静に状況を見ながら対応することができました」
9月にはスーパープリンスリーグ九州が始まる。九州国際大付属はプレミアWESTに所属するライバル・東福岡と、近年Jユースを席巻しているサガン鳥栖U-18と同組となった。難敵を相手にこれからさらに成長した姿を見せてくれるだろう。
「今、僕の中で本当にモチベーションが高まっていますし、これからも高さとスピードを生かしたクロスからのシュート、裏の抜け出しはさらに磨いて、しっかり収めて展開する力や、守備の向上を意欲的に取り組んで、何でもできるストライカーになっていきたいです」
躍動を見せたストライカーは最後に目を輝かせて、そう口にした。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2020年の高校サッカー界を彩る主な注目選手!~九州編
「春までは裏に抜け出したり、ポストプレーを意識していたのですが、いろんなストライカーの動画を見ている内に、他のプレーも磨いて、もっと『何でもできる選手』になりたいと思うようになりました。僕はスピードがあるので、パスが動く中でボールを受けて叩いて動き直すとか、収めて展開するとか、バリエーションを増やしている最中です」
考え方の変化、積極的な取り組みの姿勢が、まさにこの大一番に出た。彼には関東の大学からのオファーは来ているが、「せっかくのチャンスですし、可能性を広げたかった」と想いを強く持ってこのトライアウトに臨んでいた。その精神面と技術面が重なったハットトリックであった。
「今、自分のプレーが良くなっている手応えがあります。今日のゴールはどれも外す動きがハマりましたし、DFの死角に入ることを意識し続けました。どれもラストパスが来たときに『来た!』と冷静に状況を見ながら対応することができました」
9月にはスーパープリンスリーグ九州が始まる。九州国際大付属はプレミアWESTに所属するライバル・東福岡と、近年Jユースを席巻しているサガン鳥栖U-18と同組となった。難敵を相手にこれからさらに成長した姿を見せてくれるだろう。
「今、僕の中で本当にモチベーションが高まっていますし、これからも高さとスピードを生かしたクロスからのシュート、裏の抜け出しはさらに磨いて、しっかり収めて展開する力や、守備の向上を意欲的に取り組んで、何でもできるストライカーになっていきたいです」
躍動を見せたストライカーは最後に目を輝かせて、そう口にした。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2020年の高校サッカー界を彩る主な注目選手!~九州編