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播戸竜二が選んだセリエA過去30年の歴代ベスト11「サッカーはアートやと、最初に思わせてくれた選手が…」

カテゴリ:ワールド

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年07月04日

「左は迷いました。セードルフとも思ったんですが…」

ピルロ(左)を中盤の底に配するのを前提に選んだのがガットゥーゾ(右)だ。(C) Getty Images

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 センターバックの一枚はアレッサンドロ・ネスタです。ラツィオではアカデミー上がりの象徴のような選手でスクデットも獲りましたし、ミランでも鉄壁の守備でタイトル獲得に貢献した。若い子たちには、ぜひ「YouTube」でネスタの守備の仕方を見てほしい。もうエレガント以外の何物でもないですから。長髪でかっこよかったなぁ。

 そのネスタとコンビを組むのが、ファビオ・カンナバーロですね。ナポリでデビューして、パルマでブレイクして、ユーベでも安定していました。インテルの時はイマイチでしたけどね。身長175センチぐらいなのに、センターバックでバロンドールですよ。異論はないでしょう。
 
 左サイドバックはパオロ・マルディーニ。ミランの魂ですからね。父のチェーザレ、パオロ、そしてフォワードの三代目(ダニエル)もミランにいますからね。マルディーニは「ミスターセリエA」ですよ。文句なしですね。

 ダイヤモンドの中盤の底、アンカーはアンドレア・ピルロです。元々トップ下の選手でしたけど、インテルからレンタルで行ったブレッシャでカルロ・マッツォーネ監督が中盤の底で起用して、カルロ・アンチェロッティのミランですっかりレジスタとしての地位を確立しました。ユーベでも、4連覇してますからね。ここはピルロ以外にはいないでしょう。

 中盤の右はピルロをアンカーに置く前提で考えました。そうなると、やはりジェンナーロ・ガットゥーゾですよね。上手くないけど、気持ちを前面に出して頑張るし、守備でピルロのカバーをする。ここに必要な選手です。いまはナポリで監督としても活躍していますね。

 左は迷いました。この流れで行けばクラレンス・セードルフ、とも思ったんですが、そうなると、あの時のミランのままじゃないかと。なのでジネディーヌ・ジダンをチョイスしました。2001年の1月に初めてイタリアに行った時に、生で観たんですよ。当時のユーベのホームスタジアムだったデッレ・アルピで、フィオレンティーナとの試合を。ボールタッチ、オーラ、風格、やはりすごかった。その印象も強いので、左はジダンです。
 
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