【北九州】守備面の仕上がりは上々、ポイントはカウンターの精度アップ

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年02月12日

カウンターの精度向上がこれからの課題か。

鹿児島でキャンプ中の北九州。昨季躍進の原動力となった堅守は健在のようだ。(C) SOCCER DIGEST

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 一方の攻撃面に関して、渡は「サイドに入った時、自分が裏に抜けて、相手の最終ラインを引っ張って深みを作り、押し込めれば良かった」と試合を振り返り、「攻撃は、良くも悪くも“形がない”。そこは選手の自由に任せてもらっている」と明かす。
 
 攻撃の主なパターンは、先述したとおり、カウンターである。その速攻が上手くいっていれば問題ないが、
「そうじゃない時にどうするか。選手のアイデアとゴール前の感覚を大事にしているので、個人的にはそこをもう少し、レベルをひとつふたつと上げていきたい」
と、21歳のストライカーは課題を口にする。
 
 肝心のカウンターについて、柱谷監督は、
「最後のパスの精度を上げて、動き出しのタイミングを合わせていきたい。そこがまだずれているところがある」
と指摘した。
 
 今後、予定されているトレーニングマッチではフィニッシュワークの質をさらに高めていくことに加え、レギュラークラスの怪我などシーズン中の不測の事態に備えて、若手のレベルアップも重要なテーマとして指揮官は考えているようだ。
 
 チームは12日の2部練習を挟み、13日にG大阪、14日に讃岐、15日に京都と対戦する。
 
「今回の2試合(大田シチズンFC戦&鹿児島ユナイテッドFC戦)をもう一度、みんなで振り返って、ガンバ戦も踏まえて、讃岐と京都との試合で、全員が90分間プレーできるようにメンバーを決めていきたい」(柱谷監督)
 
 15日の京都戦で鹿児島キャンプを終え、その後は2日間のオフで心身ともにリフレッシュさせてから通常トレーニングに入り、22日には神戸とのプレシーズンマッチ、翌23日にも練習試合が組まれている。多くの実戦を重ねてチーム力を高めながら、3月8日の磐田との開幕戦に臨む予定だ。
                                                                                                                       
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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