【山形】まだまだ続く長期キャンプ FC東京相手の勝利に“フィジテク”効果を確信

カテゴリ:Jリーグ

頼野亜唯子

2015年02月08日

試合前日にハードな2部練習も「勝てたことは自信になる」。

先制点を奪った伊東(10)を林が祝福。R・フランク(24)を含めた3トップが結果を出した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 プレーオフからの昇格チームとしては、日本代表を擁するJ1クラブに完封・複数得点で勝ったことはひとつの評価材料としたいところだが、石﨑監督は「今日の勝ちは関係ない」とにべもない。
 
 冒頭にも書いたとおり、ここまでのキャンプはフィジカルトレーニングがメインで戦術練習はこれから。今後、流経大、千葉、横浜FC、大宮と練習試合を重ねるなかで、石﨑モンテディオのスタイルに新加入選手をフィットさせていく。
 
 とはいえ、辟易するほどハードなトレーニングへの見返りのような勝利が、選手のモチベーションにプラスの効果をもたらしたことは確かだ。
 
「やっていることは間違いじゃないなと思いました。(練習試合前日の)昨日もハードな2部練習をやった。良い形で勝てるということは自信になる」
 最も長く80分間プレーした渡辺広大の言葉だ。山岸範宏がベンチに下がった2本目ではキャプテンマークを巻いてプレーした。

今季新加入のアルセウ。1本目にボランチで松岡とコンビを組み、まずまずの動きを見せた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 石﨑監督の行なうフィジカルトレーニングは、ボールを使い、取られた後の切り替えや前へ出て行く動きを、身体に染み込ませながら体力を強化する“フィジテク”。その意図するところをゲームで確認できたのではないか。
 
 試合後の選手たちの表情は一様に明るかった。翌8日がキャンプ開始から初めての完全オフということも大きかったかもしれない。束の間の休息のあと、また千葉・館山に戻り、山形の長い長いキャンプはさらに続く。
 
取材・文:頼野亜唯子(フリーライター)
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