うまい選手の基準を語るのは難しい…だからこそ、そこは――
うまい選手の基準、定義を語るのはすごく難しいところ。私の考えで言えば、一緒に見て理解した人でなければ本当のところは分からないでしょう(笑)。
ただ、だからこそ、それは見た人の感じ方でいいと思うんです。やっぱり苦しい時には遠藤にボールが集まるし、イニエスタにボールが集まる。選手の視点で見ても、まずはこの人にボールを預けておけばと、一番最初に考えるのが遠藤だったり、イニエスタなのだと思います。大島もそういう存在になっている。
ただ、だからこそ、それは見た人の感じ方でいいと思うんです。やっぱり苦しい時には遠藤にボールが集まるし、イニエスタにボールが集まる。選手の視点で見ても、まずはこの人にボールを預けておけばと、一番最初に考えるのが遠藤だったり、イニエスタなのだと思います。大島もそういう存在になっている。
そう考えられているというのは、チームの目を全部自分に向けているわけだから、相手もそこを抑えてくるわけですよね。敵味方の“両方の目”があるなか、それでも彼らは活躍できる。味方からは頼りにされて、敵からは本当の敵に見られて。そのなかでゲームを作りながらサッカーをやるのは、中盤の選手の醍醐味だけど、そう簡単にはできない。
遠藤やイニエスタ、大島は、すごく難しいことをやってのけられる、そういう選手たちですね。
取材・構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●DAZN