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【消えた逸材】マンUで鮮烈デビューを飾った“イタリアの神童”が語る「人生最大の過ち」とは?

カテゴリ:ワールド

田嶋コウスケ

2020年05月25日

パナシナイコス移籍で風向きが…

18-19シーズンからギリシャのパナシナイコスでプレー。今シーズンはリーグが中断する前まで12ゴールを挙げている。 (C)Getty Images

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 翌シーズンはプレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズにレンタル移籍する。だが、ここでは足首の怪我に見舞われ、カップ戦を含め出番はわずか6試合と振るわず、翌12-13シーズンはシュツットガルトに貸し出されたもののノーゴール。完全なスランプに陥っていた。

 ドンカスター、バーミンガムとフットボールリーグ・チャンピオンシップ(FLC=イングランド2部) のクラブをレンタルで渡り歩いて迎えた14年。契約満了に伴い、マンチェスター・Uが放出を決断する。名門でのキャリアが、ついに終わりを告げた。

 その後、カーディフ(FLC)、ノバーラ(セリエB)でプレーしたものの、いずれも17歳で放ったセンセーショナルな輝きは見せられなかった。
 
 風向きが変わり始めたのは、ギリシャのパナシナイコスに移籍した2年前から。加入直後からCFのレギュラーに定着し、昨シーズンは10ゴールをマーク。今シーズンも好調を維持し、新型コロナウイルスの感染拡大で中断する3月1日までにギリシャ・リーグ2位の12ゴールを挙げている。見えてきたのは、復調の兆しだ。

 ファーガソンは09年当時、「マケダがまだ17歳なんて信じられない。私の目には少なくとも28歳の選手のように見える。出生証明をもう一度確認しないといけないな」と冗談交じりに語っていた。

 そのマケダのいまの年齢が、28歳だ。11年前に「神童」と謳われたイタリア人がいま、ギリシャの地で輝きを取り戻そうとしている。

文●田嶋コウスケ

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年5月21日号より転載
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